(株)バルニバービ【3418】の掲示板 2015/11/02〜2015/11/04

バルニバービ<3418>の佐藤社長、「バッドロケーションもランドマークに」

―ほかの外食産業との差別化は
佐藤社長：バッドロケーション戦略だ。交通の便が悪くほかの外食業者が注目しないものの、街並みが素晴らしい、水辺や公園があるなど環境に恵まれた場所を「バッドロケーション」と呼び、2008年にそうした場所への出店を始めた。バッドロケーションの良いところは、まず家賃が安いことだ。また、麻布や六本木にバーを作っても、競合が多いため人々の反応も薄いが、これまで出店してきた千住東や蔵前、小石川などは競合がおらず、そのエリアのランドマークとして集客力が高まる

―今後の成長に向けての戦略は
佐藤社長：上場したことで全国のバッドロケーションの情報を得ることができるだろう。情報を見逃さず、店舗開発を進める。バルニバービは各店舗を独自の運営組織として自立させているため、出店を進めても人材育成が追い付かないと店舗が成り立たない。人材育成と店舗開発のバランスが重要となる。

先述のとおり、バッドロケーションでも成功している実績が評価され、丸の内や虎ノ門などの「グッドロケーション」に思わぬ好条件で出店することができた。7年先までプロジェクトがあり、今年度は、早稲田大学や名城大学からの誘致でカフェを出店するほか、不動産デベロッパーからの引き合いも複数ある。グランドプリンス赤坂の跡地への出店も予定している。