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(株)QDレーザ【6613】の掲示板 2021/12/14

MSワラントの発行とも相まってRETISSAの先行きを悲観する声があふれていましたが、今回のIRでやっと(会社自身の?網膜投影技術の?)「可能性を照ら」す広がりが出てきましたね。
株価もピークの3分の1、正直どうなるかと思ってましたが少しでも盛り返して、想定に近い資金の確保、ひいてはレーザデバイス事業の確実な成長、人材獲得、認知の向上につなげてほしいと願います。発行してしまった以上、市場の荒波をなんとか乗り越えて各ステークホルダーの期待に応えてほしいと期待します。
ところで私、ロービジョンなりに今回の3つの製品について考えてみました。

RETISSA HANDYですが、先日の国際福祉機器展で試させてもらいました。イメージとしては単眼鏡でもありルーペでもあるといった印象を受けました。装置を手に持ちファインダーを目に当てるので網膜投影のくっきり映像をジャストフィットで見ることができます。
人間ドックでファインダーからのぞき込んでEの字を見て視力を測る機械がありますが、あの機械でピンボケせず相当小さなEでも見える感じ、とでもいった感じかなと思います。
手元で拡大率も0.5倍から何倍だったかまでできるので全体を俯瞰してから見たい場所を拡大して、読むことはもちろん、筆記もできました。(書きは当然手が空かなくなるので何かしら紙押さえが必須ですが。)
メガネのRETISSA displayはフィッティングが発展途上なのでフィッティングのズレ、見え方のズレへの対応が必要ですが、こちらはそもそも自分の手でコントロールするので見え方をすぐに調整できます。ズーム・反転といった基本性能は備わっているし指先に操作ボタンがあるのでWYSIWYG感も良好です。
手持ちなので長時間の読書や筆記には向かないと思いますが、既存のルーペ並みに短時間書類や説明書きを確認するとか簡単な記入には便利かと。これまでのルーペや単眼鏡に置き換わる機能性はあると思います。むしろ、ルーペではあり得ないほどの倍率でかつ歪みなく見える点や、持ち上げればそのまままるで単眼鏡のようになる、従来の光学的なルーペ・単眼鏡にはできない芸当が面白く感じました。
ただ、窓口の既存の老眼鏡に加えて、この機器の配備で書類の確認や作成など、確かにありがたい面もありますが、ちょっと別の話として、これほどの視力の方が窓口に来たなら丁寧に代読・代筆していただくことも大事だと思うんですけどね。