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サワイグループホールディングス(株)【4887】の掲示板 〜2023/02/14

IFRSにおけるのれんの扱いについては、
公認会計士のブログなどにおいても、問題視する向きがあります。

最近のはやりですが、IFRSの場合、償却が不必要となる為、
買収時の査定が甘くなりがちです。
例えば、アークランドサカモトの場合、会計基準が日本基準ですので、
「償却を見込んで、なお利益がでる試算」で買収を行うことになります。

しかし、IFRS基準ですと、
「償却せずに、利益をだす試算」で買収を行えてしまいます。


以前、日経だったかのメディアにて、経営側の人が
「IFRSを採用すると、(表面上の利益がでやすいので)買収がしやすくなる」
とコメントを言っていました。
このコメントの裏を返せば、
赤字リスクの高い会社を買収する可能性が高いことを示唆しています。

とかくIFRS採用の企業については、貸借対照表ののれん代の金額の大きさと、
今後の収益の見通しは重要です。

沢井製薬の場合、米国事業ののれんと無形資産が多額なのは、貸借対照表を
見れば一目瞭然でした。
よって、毎期、必ず米国事業の売上と損益、会社資料から米国事業の現状を
よく見るようにしています。