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(株)ファンペップ【4881】の掲示板 2024/03/23〜

ファンペップ---1Qは抗体誘導ペプチド「FPP004X」について塩野義製薬とオプション契約を締結/個別銘柄ショートスナップ
2024年05月14日(火曜日)-株式会社フィスコ 担当 五十嵐 早希
問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp

[個別銘柄ショートスナップ]
*17:26JST <4881.T> ファンペップ 160 +3
ファンペップ< 4881>は13日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発
表した。売上高が前年同期比54.8%増の0.00億円、営業損失が1.83億円(前年同期は
3.78億円の損失)、経常損失が1.70億円(同3.43億円の損失)、親会社株主に帰属
する四半期純損失が1.68億円(同3.41億円)となった。

抗体誘導ペプチドプロジェクトについて、抗体誘導ペプチド「FPP003」(標的タン
パク質:IL-17A)は2019年4月からFPP003の尋常性乾癬を対象疾患とする第1/2a相臨
床試験をオーストラリアで進めた。オーストラリアでの臨床試験データは米欧等で
の承認申請に使用可能であり、次相以降は米国等での臨床試験を想定している。抗
体誘導ペプチド「FPP004X」(標的タンパク質:IgE)は、2025年の日本国内での臨
床試験開始を目指して前臨床試験を実施中である。なお、2024年3月に塩野義製薬と
の間でオプション契約を締結した。これにより、塩野義製薬は、全世界での全疾患
に対する独占的研究開発・商業化権の取得に関するオプション権を獲得した。抗体
誘導ペプチド「FPP005」(標的タンパク質:IL-23)は開発品プロファイルのさらな
る向上を目指し、メドレックスとの間で共同研究中のマイクロニードル技術を始め
とする新規製剤技術の研究を進めている。抗体誘導ペプチドの探索研究は、大阪大
学大学院医学系研究科との共同研究により実施している。

新型コロナペプチドワクチン「FPP006」は、大阪大学大学院医学系研究科が採択さ
れた国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度「橋渡し研究プロ
グラム(シーズB)/感染症・関連疾患」(2次公募)として研究開発を行い、2024
年3月までに一定の成果を挙げて終了した。

機能性ペプチド「SR-0379」は、本試験の事後解析の部分集団解析で効果がみられた
特定の皮膚潰瘍患者を対象とする開発について、提携先の塩野義製薬との間で開発
方針の協議を進めてい る。

医薬品以外の事業分野について、2018年3月にファンケルから「マイルドクレンジン
グシャンプー」、更に2020年4月にSMV JAPANから「携帯アルコール除菌スプレー」
等が発売され、同社グループの機能性ペプチドを含有する商品が販売されている。
機能性ペプチド配合製品の共同開発は、2022年2月にサイエンスとの間で創傷用洗浄
器の共同開発契約、2022年12月にASメディカルサポート及びN3との間で幹細胞化粧
品の共同開発契約、2023年2月にサンルイ・インターナッショナルとの間でフェムテ
ック化粧品の共同開発契約を締結した。

2024年12月期通期について、同社グループの事業収益は新規提携候補先等との交渉
状況等に依存しており、その不確実性を考慮すると現時点では 合理的に算定するこ
とが困難であるとして、業績予想は記載されていない。