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(株)タスキ【2987】の掲示板 2023/09/20〜2023/10/25

運転資金確保に動いているわけですが本当に今回の借入でもう増資がないのでしょうか?
コミットメントラインは不要手元資金と借入金を少なくすることでB/S圧縮につながると思いますが、今回の資料だとコミットメントライン締結だけでなく借入実行までを含んでいそうなので圧縮効果や財務体質改善効果はないように感じますが効果はありますか?
あと、無担保無保証での借入は金利とバーターの時があるって話も、一般的にそういうものなのでしょうか?

詳しい方教えてください

  • >>483

    コミットメントラインは融資枠内の融資が約束される代わりに、契約期間ごとに融資枠をベースとした手数料が必要となります。また、コミットメントラインは運転資金を目的とするため、多くの場合無担保・無保証で設定されます。

    コミットメントラインは融資枠と融資金額の双方にコストが発生するため割高に感じますが、ギリギリまで手持ち資金を減らせる資金繰りのメリットとともに、BSの圧縮により自己資本比率やROAなどの経営指標が改善することで、株主価値向上にもつながります。

    今回は融資枠の設定だけではなく融資枠一杯の借り入れも実行されていると思いますが、これは人件費や販売手数料により期末の販管費が最も高くなることや、期末に多くの物件の売却があることが影響しているものと考えられます。今後期末の支払いや売却代金の入金が進むにつれて、限度額一杯の借り入れは解消されるものと見込まれます。

    タスキは2月の増資に関する質問回答の中で今回の増資は中長期的な戦略上のものと明記しており、また中期経営計画の中でも「負債調達が優先」と明記した上で現在40.1%の自己資本比率を計画期間を通して30%の低下までは許容しているため、計画程度の成長度合いであれば、金融機関との間で増資不要とのコミットメントがとれているものと考えられます。

    もちろんBIS規制や景気後退による金融機関の融資姿勢の変化や、計画以上の成長による資金需要の増加があれば計画期間中の増資も完全には否定できませんが、一方で計画では自社株買いについても言及しているため、23.5億円の調達資金のうち0.7億円を今回記念配として株主に還元したことも踏まえると、経営陣としては負債調達を基本としつつ、増資も自社株買いもニュートラルに考えているものと思われます。

    今回BSが圧縮されることにより増資の必要性は遠のきましたので、現在の割安の状況が続けば、増資だけではなく自社株買いの可能性も十分に考えられます。