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株式投資 新ノートの掲示板

>>236

本日、10月8日(火)

<4063>信越化学

◆2019/10/08(火) 日経産業新聞 4面
半導体ウエハー、6%減予想

国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は2019年の半導体向けシリコンウエハーの出荷面積が前年比6・3%減の117億5700万平方インチになるとの予想を発表した。18年は過去最高の125億4100万平方インチだったが、18年半ばから続くメモリー市況の悪化が影響したようだ。20年以降は緩やかに回復する見通しだが、市況の悪化を受けて半導体の増産投資が伸び悩むため、18年の水準まで戻るのは22年以降になると予測する。
 
データセンター向けのメモリー需要を追い風に18年まで急速に成長した半導体ウエハー市場は、19年に減少に転じ、20年以降も回復は緩やかなものになりそうだ。20年は前年比1・9%成長し、21年は同3・5%、22年には同3・2%の成長を見込む。
 
足元ではメモリーの在庫調整が進み、価格の下落が下げ止まる兆しもみられる。一方、スマートフォン市場の成長鈍化や、データセンター向け投資の再開遅れなどで市況の回復は従来の想定以上に遅れそうだ。
 
長期的にはスマホの高機能化やデータセンター向け投資、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器の普及により、ウエハーの出荷面積は増加する見通しだ。

10/8(火)11,155 前日比-60(-0.53%)

  • >>272

    本日、10月9日(水)

    <4063>信越化学

    ◆2019/10/09(水) 日経産業新聞 7面
    JAソーラー、信越化学と提携、太陽光パネルの劣化軽減

    太陽光パネルで世界2位の中国・JAソーラー(北京市)は、信越化学工業と技術提携した。

    パネルの劣化を防止する技術でライセンス契約を締結。2020年に生産する製品からこの技術を適用する。
     
    JAソーラーが信越化学から導入するのは、太陽光パネルの材料として使うシリコンウエハーの製造に関する技術特許。これを活用することで、パネルの稼働初年度の出力劣化率を2.5%から2%に改善できるという。
     
    一般的な太陽光パネルはシリコンウエハーにホウ素を添加して電気が流れるようにする。JAソーラーもこの手法を採用してきたが、ホウ素が酸素と反応することでシリコンウエハーが劣化。発電量の低下につながっていた。
     
    信越化学はホウ素の代わりにガリウムを添加し、酸素に触れても劣化しにくくした。同社はシリコンウエハーの世界最大手メーカー。半導体の機能向上で実績があるガリウムを使う手法を太陽光パネルにも応用した。
     
    信越化学の技術を導入した太陽光パネルの価格は、従来の機種と同じ水準に設定する計画。製品の耐用期間は長くなることから、新規顧客の獲得を加速できるとみている。
    JAソーラーの会長は「信越化学のガリウム添加技術は、当社製品にさらなる性能向上をもたらす」と期待する。
     
    JAソーラーの設立は05年で、07~18年は米ナスダック市場に上場。18年の出荷量は802万キロワットで前年の世界シェア3位から2位に浮上した。日本の太陽光発電協会(東京)によると、国内出荷量に占める海外メーカー製の比率は8割に迫っており、JAソーラーや世界首位の中国・ジンコソーラー、韓国のハンファQセルズなどが価格競争力で攻勢を強めている。
     
    10/9(水)11,140 前日比-15(-0.13%)