ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2021/02/14〜2021/02/15

madさん、こんにちは。
お返事遅くなり申し訳ありません。

検索キーワードとしては、統計学の中の「確率」という分野になるでしょうか。
確率論、確率統計などといったりもします。

よくチャートの解説書のような本に出てくる、トレンドラインを引いたり、移動平均線からの乖離率(エンベロープ)、ボリンジャーバンドなど様々な指標や評価の仕方は、概ね確率論を基としていると考えられます。

根本に確率の概念があり、それを万人に分かりやすくしたものがそれら指標となるので、チャート分析といっても、表面的な部分だけで評価をするとブレが大きくなり、最終的なチャートの評価、勝敗、収支が悪くなってしまいます。

なので、根本にある確率論を理解した上で、チャートを分析するとより精度が上がるだろうという考えです。

例えば、ボリンジャーバンドでは、+-1シグマの範囲に68%、+-2シグマの範囲に95%、+-3シグマの範囲に97%が入るということが書かれていますが、実際の株価はその確率以上に飛び出たり、下がったりしています。
それは標本が正規分布の場合にのみ当てはまるものだからです。

長期的な株価は、ファンダメンタルズ(業績や将来のビジョン、計画など)から形成され、上下に揺れながらもトレンドを形成します。普段はそのトレンドに従って株価は動くと仮定すると、おおよそ正規分布に近似できる動きをすることになります。
ところが突然大きな材料が出たり、外部環境の変化があると、正規分布ではなく片方に寄った分布となり、ボリンジャーバンドは簡単に+3シグマを超えていきます。

このような形で、長期の株価チャートも、単にトレンドラインを引いてこうだというだけでなく、そのトレンドが近似できる回帰直線などを求めて分析する方がより精度(勝率)が高くなると考えられます。

私の場合は、資金を投入する際、いつ買うのか、売るのかの判断で最も役立っています。

簡単な例になりますが、3月の急落時にどこで買いを入れると良いか、ある程度の判断ができました。
客観的な判断材料があることで、急落でも計画通りに資金運用し、周りが恐怖に慄いていても、自分は冷静に売買ができました。
よくあの時、勇気を持って買い向かうべきだったと言われる人がいたりしますが、勇気や思い切りと言った精神論的なものは必要なかったと思います。常に客観的に判断して計画的に資金を運用することが必要なのかなと思っています。

私は所詮、統計学を専門にしている者でもなく、ほんのかじった程度しか知識もないため、本当はもっと精度の高いものとして使えると思いますし、まだまだ勉強不足なのだと思っております。

ここでは書ききれないことがたくさんあり、この程度になってしまい申し訳ありません。

何か参考になれば幸いです。
長文失礼いたしました。