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(株)TBSホールディングス【9401】の掲示板 2015/04/16〜2017/04/28

○福知山線脱線事故の被害者とその関係者の皆さんへのエール(9)

鉄道会社にとって、ダイヤの編成ほど会社トップの経営方針が直接に反映されたものはありません。
ダイヤ編成を担う本社企画部門へは間違いなく現場の悲鳴が直接届いていました。
現場の悲鳴が届けられてから事故が起きるまでの間に、ダイヤ改定の機会は秋と春と2度もありました。
本社企画部門は、経営陣とのパイプなしにダイヤの策定はなし得ず、その決定は必ず経営陣によって下されています。

本社企画部門に届いていた現場の悲鳴が、なぜ企画部門から経営陣へと伝わっていかなかったのか? それは企画部門と経営陣とのパイプは、双方向ではなく、経営陣から企画部門への一方通行だったからです。物事の流れは経営陣、中でもトップのカラーを映し出したもの、つまり社風が決めていました。その流れに逆らうことは企画部門にはできなかったのではないでしょうか?

これほどの犠牲者を出した大事故で、JR西日本自らが歴代3社長の責任を問う自浄作用を働かせることができないことこそ、この会社の社風の一番の問題点であり、ならば強制的に法の裁きを受けさせねばなりません。
誰一人トップの責任を問われることなく、この事故を過去の悲劇に葬らせてはならないのです。