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西日本鉄道(株)【9031】の掲示板 2015/04/29〜2022/02/10

2020年12月03日 Net IB News
耐震強度不足に加えマンション全体で7,000本鉄筋不足 
驚愕の“殺人マンション”パークサンリヤン大橋の裁判(1)

違法で不適切な設計に起因する耐震強度不足と柱の鉄筋不足(マンション全体で7,137本)が判明し、福岡市南区のマンション「パークサンリヤン大橋」の区分所有者が西鉄らを相手取り提訴した損害賠償事件。この裁判では、構造設計一級建築士の仲盛昭二氏ら4名が原告側の技術意見書を作成し 原告側弁護士より裁判所に提出されている。Net IB Newsでは、訴状と技術意見書の内容について詳細に報じていきたい。

パークサンリヤン大橋(以下「本件マンション」)は、
2001年3月に竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造(以下「SRC造」)15階建てから12階建ての4棟の建物で構成されるマンションで、
西日本鉄道(以下「西鉄」)により分譲された。

施工は西鉄の子会社・西鉄建設(マンション建設当時の名称は西鉄産業)
元請設計は 福永博建築研究所、
構造設計は 松藤構造設計となっており、
これらの企業が裁判の被告となっている。

 パークサンリヤン大橋全体で鉄筋が7,000本以上も不足していることは先日お伝えした。鉄筋不足といえば、ネクスコ中日本の高速道路工事においても、福岡の建設業者が必要な鉄筋を入れていなかったという手抜き工事が発覚し、実際にひび割れなどが発生しているところだ。ネクスコ中日本だけでなくネクスコ西日本もこの手抜き工事に対して調査を開始しており、大きな問題となっている。パークサンリヤン大橋の鉄筋不足も、根本的には、高速道路における手抜き工事と同じ次元の重大な瑕疵である。

訴状の要旨
 訴状によれば、原告は令和2年10月、自らが居住するために本件建物(パークサンリヤン大橋の原告が購入した部屋)を購入。
原告が本件建物を購入する際に受領した重要事項説明書には、「本件建物には耐震性に問題がある旨のネット上の記事があるが、実際には問題はない」旨の管理組合の意見が記されていた。
ここにある「耐震性に問題がある旨のネット上の記事」とは当サイトで2019年9月25日に報じた「【サンリヤンシリーズマンション】設計ミスによる耐震強度不足~違法建設危険マンションの放置は重大犯罪~」を指すものと思われる。




9031 西日本鉄道