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フューチャーベンチャーキャピタル(株)【8462】の掲示板 2023/12/22〜2024/05/08

FVC新社長「年1件M&A」 ファンドは自治体と組み拡大(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF252GX0V20C24A1000000/

中堅ベンチャーキャピタルのフューチャーベンチャーキャピタル(FVC)は、M&A(合併・買収)や自治体と組んだファンド組成で事業拡大を図る。年間1件ペースで金融関係などの企業を買収し、ファンドは2027年3月期に運用総額300億円を目指す。23年11月に新社長に就任した澤田大輔社長に方針を聞いた。

FVCでは22、23年と続けて株主総会で経営陣が交代。23年11月には伊藤洋一前社長が病気の治療を理由に退任し、22%の株式を保有する投資会社のDSG1(名古屋市)代表の澤田氏が社長に就いた。8日には24年10月をメドに持ち株会社に移行する方針を発表。澤田氏が経営の混乱に終止符を打てるかが焦点だ。

27年3月期を最終年度とする中期経営計画に、連結売上高を23年3月期比5倍の30億円に伸ばす目標を盛り込んだ。ファンドの運用総額は4割増の300億円を目指す。

収益の柱を増やすため、事業規模に対して豊富な手元資金を生かしたM&Aに取り組む。23年9月末時点で46億円の現預金があり、澤田氏は「金融関係などシナジーが見込める業種を年間1社ペースで買収したい」と話した。

6月までに売上高5億〜6億円規模の企業を買収したい考えだ。2件目以降は「銀行借り入れも活用して規模を大きくする」と説明。1月に新設した東京本部などから案件を探す。自己資金による投資は、成長段階のスタートアップにも1件あたり数億円規模で実施する。

ファンド事業では中部地方などを開拓する。10月にも名古屋市に拠点を開設。自治体と組んで複数の地域金融機関から出資を受けながら5億〜10億円規模のファンドをつくる。

足元で35人程度の従業員数は年内に50人規模に増やす。既存従業員では投資担当などの幹部3人を23年12月に執行役員にして裁量を高めたという。

澤田氏は「DSG1が安定株主となることで、これまでのような経営権を巡る混乱がなくなる」と話す。DSG1は澤田氏が不動産関連事業などで得た資金を基に投資をしているといい、現在は福井銀行などの株も保有する。