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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2015/08/04〜2015/08/05

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米ニューヨーク州金融サービス局は、著名コンサルタント会社プロモントリー・ファイナンシャル・グループが英銀スタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>が当局に提出した書類に粉飾を加えたとして、同州の認可を受けている銀行向けにプロモントリーが規制関係の業務を行うことを事実上禁止する措置に踏み切った。
プロモントリーは元規制当局者が設立した会社で、大手銀行や外国政府、バチカンなどに助言を行っている。同社は金融サービス局が同社の作業を「故意に曲解している」と反発し、禁止措置の執行延期を求めてニューヨーク州地裁に訴えを起こすとの声明を出した。
スタンチャートは2012年、顧客が米国の対イラン制裁を回避するのを手助けしたとする問題で州や米連邦当局に和解金を支払っており、14年にもニューヨーク州から罰金を科せられた。
同行は2010年、制裁違反の恐れについて当局に報告する際にプロモントリーを助言会社に起用した。金融サービス局は今回、プロモントリーが報告書の文言をトーンダウンさせるなど変更を加えることで、スタンチャートが当局からさらに追及されないよう手助けしたと指摘している。
金融サービス局は、プロモントリーが当面、銀行の機密情報を得るのを禁止する意向を表明した。事情に詳しい筋によると、これにより三菱東京UFJ銀行に対する業務に直ちに影響が及びそうだ。
三菱東京UFJとスタンチャートの広報はコメントを拒否した。