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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2022/03/30〜2022/05/03

>CITICが連結簿価を上回るキャッシュを産む」ことを証明する必要があるが、この前提となる計画を作成するのは伊藤忠側

2021年5月10日の決算説明会で説明済
その後も、株価(8.83HK$)利益5年で2倍(年率2割増)を上回る実績を積み重ねています。

以下鉢村CFOのコメント

CITICの減損に関して一言申し上げておくと、あくまでも単体の日本基準の評価においては期末の株価に対して簿価がどれだけあるかということを見た上での回復可能性を確認します。3月末の株価が7ドル36セントだったため、日本基準ベースによると、購入した価格の50パーセントは超えているものの、30パーセントをヒットするまでに至らなかったということがあり、この金額を減損しました。

しかし、CITIC自身は6期連続の増益であり、公表された第1四半期のCITIC Corporationベースの数字も好調であったこと、CITIC Limitedとして2021年度以降の新5ヶ年計画を提示して利益倍増を打ち出していることを踏まえて、CITICの株価はそれ以降右肩上がりに上昇しています。

2020年1月以降、長い下落がありましたが、12月末の5.5ドルを底に反転して、昨日の終値ベースでは9ドル弱まで戻ってきています。

この結果、私どもが使用価値を計算するにあたって、今期も簿価を超える十分な使用価値があると判断できたため、連結上の損として計上していません。

  • >>161

    減損の要否が企業の見積もりに依拠することと、もう一つ重要なのがCFOが言うこの「使用価値」です。これはCITICの計画が5年で倍増するかどうかは本質的な問題ではなく、ポイントは、「CITIC投資の継続的使用と処分によって得られるキャッシュの現在価値」が連結投資簿価を超えるかどうかが問題であると言う点です。CITICの事業計画ではなく、伊藤忠がCITICとの間でどのようなシナジーの利益を生み出せるかがポイントで、これはまさに伊藤忠の見積もりにのみ依拠する部分です。これまでCITICとの間で大きなシナジーが認められていない中で、今後どんなシナジーを見込んで減損を回避しているのだろう。CITICの計画が良ければそれで問題なしっていう話ではないことをよく理解しておく必要があります。