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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2019/06/01〜2019/08/06

岡藤経営はバランスを取った株主重視の姿勢

週刊ダイヤモンド 2019年6月8日号
https://diamond.jp/articles/-/204457?page=5
岡藤正広 商人魂に隠された 「三方よし」の繊細

 伊藤忠商事の岡藤正広氏は大阪府出身であり、まさに関西の商人というイメージを持たれることが多い。伊藤忠は近江商人をルーツに持つことで知られるが、岡藤氏の豪快で愛すべきキャラクターに、日本全国を行脚して活躍したかつての商人の姿を重ねる人も多いだろう。

 岡藤氏は、巨額投資や社内の勤務体制の改革など、豪快な経営プランを実行してきた。一方でこれまでの彼の発言を振り返ると、意外なことに、繊細かつ慎重ともいえるほどの思考を垣間見ることができる。

 彼のそうした慎重さは、例外を大事にし、推論の誤りを気に掛けるときに現れる。
 岡藤氏は他の多くの経営者と同じように、企業は長期的に右肩上がりの成長を続け、企業価値を上げなければならないと考える。伊藤忠も含め多くの企業は長期的な成長プランを例えば「10年後のビジョン」といった形にまとめ発表する。しかし、そうした未来は「ほとんどの場合、実現されない」と認める。
 岡藤氏は将来のビジョンを示しながらも、それが最善解ではない可能性も追っている。要するに「イケイケドンドン」ではないのだ。いち早く非資源ビジネスに注力したことにも、こうした思考が表れているかもしれない。
 彼の思考は株価対策にも表れている。一般的に、主に企業価値は株式価値(株価)に基づくものと考えられているが、岡藤氏は「必ずしも株価だけではない」とし、株価を上げることが企業の成長の足かせにもなる可能性について、慎重に配慮している。
 興味深いことに岡藤氏は、短期的に株価を上げることの意義について、「高齢の方が早く配当をもらい、孫に何か買ってあげたいと思うのは理解できます」と言及している。一見たわいもないこの発言には、岡藤氏、あるいは近江商人の「三方よし」の理念が繊細な形で表れている。
 企業経営は、売り手や買い手だけでなく、ステークホルダー全体、あるいは社会全体に貢献するものでなければならない。時に利害が対立する場合もあるだろう。岡藤氏が強調しているのは、そうした対立の中にあって「適度な緊張をもったバランス」を慎重に取り続けることの大切さである。

  • >>225

    <<岡藤経営はバランスを取った株主重視の姿勢>>

    本ダイアモンド記事は あまりにも 同氏を祭り上げた 恣意的な提灯記事 との個人的感想です。同氏が優れた経営者であることに もちろん異議はないものの 同氏の手による2大案件 即ち CITIC株取得及びCRとの株の持ち合いでは すでに1800億円もの減損(前者で1433億円 後者で365億円)をだしながら 同氏からは 反省 弁明の言もないことに 株主の一人としては不満をもっており その経営手法が独善的にすぎないか 社内では だんだん習主席的存在になってきてはいないか などとの懸念も持つもの。

  • >>225

    「岡藤経営はバランスを取った株主重視の姿勢」を今回も実践しましたね。

     一般的に、主に企業価値は株式価値(株価)に基づくものと考えられているが、岡藤氏は「必ずしも株価だけではない」とし、株価を上げることが企業の成長の足かせにもなる可能性について、慎重に配慮している。

     興味深いことに岡藤氏は、短期的に株価を上げることの意義について、「高齢の方が早く配当をもらい、孫に何か買ってあげたいと思うのは理解できます」と言及している。一見たわいもないこの発言には、岡藤氏、あるいは近江商人の「三方よし」の理念が繊細な形で表れている。

     企業経営は、売り手や買い手だけでなく、ステークホルダー全体、あるいは社会全体に貢献するものでなければならない。時に利害が対立する場合もあるだろう。岡藤氏が強調しているのは、そうした対立の中にあって「適度な緊張をもったバランス」を慎重に取り続けることの大切さである。