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任天堂(株)【7974】の掲示板 2020/09/22〜2020/09/26

クラウドにあるシステムの利用統計を見ていると、その遊休時間の多いことに驚かれ、それをなんとか使いたいと思われる経営陣は多いことでしょう。

クラウドは止まったり応答が遅れたりすることは許されませんから、最大負荷に対応できるシステムの物量が準備されます。

すると朝とかは晩とかの混雑時以外はとても空いていることになりもったいなく思います。

アマゾンなどはここに着眼して、仮想サーバというものを作り出し、最大負荷のタイミングが異なる仕事を混在させて、サーバ全体の稼働率を高める仕組みを採用しています。

通勤の時差出勤のようなものです。

アマゾンなどがクラウドゲームをやりたがるのはこの仕組みの中に、負荷のパターンが異なるゲームを追加することで、さらに負荷の均質化が進められ、全体でのコストダウンを目指しているのです。

しかし現実はそんなにうまい話でもなく、思った以上に負荷が大きく、全体のコストダウンは難しいそうだというところでしょう。

時差出勤の電車に巨象が乗ってきたということです。

フォートナイトは負荷分散をうまくやっています。サーバにはサーバに適した処理を、クライアントにはクライアントに適した処理を、適切に分散して処理しています。

なお、これは任天堂も昔からやっていることです。これをコストをかけて大規模にやったのがフォートナイトなどです。

象は自宅に置いておき、象にテレワークをさせているようなものです。

アマゾンも目指すのはこのあたりでしょう。

スイッチのポジションを狙っています。

アマゾンのサーバとファイヤースティックを連携させて動かし、その分散処理型のゲームプラットフォームの提供を目論んでいるのでしょう。

もちろん任天堂も同じことを考えています。

任天堂の採用情報を見ると、アマゾンのサーバの利用に慣れた人の求人がありました。狙いはアマゾンと同じです。

しかしコンテンツを持っている任天堂の勝ちです。