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VTホールディングス(株)【7593】の掲示板 〜2015/04/07
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17122
>>17121
詳しく解説いただきありがとうございます。
もちろん私は買い方というか、ずっと長期保有しています。
比較的短期運用の機関投資家なら、相場の状況に応じて両建てして、リスクヘッジしながら運用益を積み上げていくということは理解できます。
ただフィデリティは長期保有が多いと思っているので、カラ売りとか両建てというのにちょっと違和感がありました。
とはいえフィデリティも複数のファンドでVT株を保有しているので、ファンドによっては機動的な売買をしているのかもしれませんね。
比較的流動性の低いVTで、信用ポジションを増減させるなどの機動的な売買が可能なのか?とか、頻繁に売り買いすると相場操縦に抵触してしまうんじゃないか?など疑問に感じる点もありますが、あまりお手を煩わせても申し訳ないので、この位にしておきますね。
VTの株主が増えるのは嬉しいことなので、今後ともよろしくお願いします。
大量に買い占めすぎて、株主数を激減させないでくださいね(笑)
>>17117
憎まれ口をたたくつもりはないが、私は株式の解説者ではありません。ですので、この手の質問に対して、私は本来は回答しません。・・・が、あなた様はお見受けするところ買い方さんの様で、私に対する悪意もなさそうなので、解説しましょう。
一般的に、生保・損保、国内銀行(外国銀行系運用部門、国内ノンバンク系証券会社の運用部門は除く)、投資ファンド信託請負企業、企業年金、公的資金を運用する公共団体、それ以外の大口外資を含めた機関投資家の多くは、株式運用を行う際、両建てにて資金を運用していますよ。理由は単純明快、リスクヘッジのため。無論、買いと売りの保有比率は、時節的事由や市場環境に応じてフレキシブルに変化させ運用させていますよね。
>フィデリティが両建てしなければいけない意図も理解できません。
>少なくとも8月15日までは買い増しを続けてきたのに、そこからさらに下がった水準でカラ>売りを続ける意味が分かりません。
上記機関投資家の多くは、現物買いで〇%、信用買いで〇%など、計画を綿密に立て、ポートフォリオを予め組んで売買します。実際は自動売買ですが、一部補正として手動取引をします。しかし、VTのように買いで利益が見込めない状況に陥った場合、現物では当初の想定調達価額(調達単価*株価+金利のこと)が評価額を割り込みます。そうなると、想定分配率(当初考えた投資家への配還元金額や自社利益)が進捗度合いから大きく乖離、そのまま損を出せば、ファンドなら顧客からの信用が失墜して廃業になりかねません。
そこで、信用買いの比率を一時的に極端に減らし、別建てで信用売りの比率を引き上げます。
…で、空売りで儲けた金額を現物で出た含み損を埋め、運用実績として相殺させるのです。
我々のような個人投資家が現物で買い、株価が下がれば、一旦損切りして翌日買い直すか、株式を保有したままナンピン買いをしますよね?でも、商売として投資金額を予め想定しているフィデリティの様なファンドはナンピンはほとんどしない。だって、多額な資金を用意しないと平均単価は下がらないでしょ?
あとね、あなたの言う様に、現物保有分を調べたければ、9月末の株式名簿の発表を待つか、大量保有報告をEDNETで調べるしかない。でもね、信用分は10万株買っても空売りを11万株行えば、同社の株式保有数は変動しないのよ。機関は余所の機関とも戦っているので、自社の戦略や動きを読み足られないためにも、空売りをするという側面を持つのですよ。考え方として、実にリーズナブルなのです。どうです、ご理解いただけたかしら?
当然のことながら、経済の重要指標やファンダメンタルズ、モメンタル、為替、個別材料なども予測しますが、いくらプロでも予測は外れるし、時にはヘマをして損も出す。あ、あと、、、
一例を出しますと、昨日まで株価が大きく下げていたのに、その翌日に突然急騰する銘柄がたまにあるでしょ?これは機関が信用売りを手じまいし、現物にシフトするときに起こる現象です。
要するに、機関の逆をいかないと、儲かりませんよ。。。。という事に他なりません。