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ライフネット生命保険(株)【7157】の掲示板 2017/04/29〜2017/06/18

>>531

よく分かんないねえ。

簡単に言えば、今まで保険会社は日本方式で損益を計算していたが、2021年以降は全社が国際基準になる。
2021年以降は強制で、それを前倒ししてもいい、ということ?

オリックス生命は、日本方式だと赤字だけど、国際方式だと黒字になってるねえ。

よく分からないのは、責任準備金の取り扱いだね。
これが35%とか、かなり大きな費用になっているので、ここをどうするんだろう。
責任準備金を契約初期に積み立てるのは、保険会社にとって厳しいけど、契約者保護の観点から見れば正しいと思う。
旅行会社でひとみクラブとか倒産した会社があったよね。
旅行代金を支払い済なのに、現地のホテルの予約がキャンセルされていて、もう一度、ホテル代を支払わないと泊まれなかった、とかトラブルが起きたけど。

保険会社の資金繰りが悪化して、保険金が支払えません、という事態を招くよりは、厳しくても早めに積み立てさせる、という日本式の考えは正しいと思う。

あと新契約費用なんだけど、契約時にほとんど手数料として支払っているのが現状だよね。
それを、実際は支払い済なんだけど、前払い金みたいにして、何年かに渡って分割して費用計上するの?

何となくの感覚なんだけど、保守的な日本式の方が公共性の高い保険会社の会計に向いているような気がするんだが。

  • >>535

    取り合えずライフネットには有利な会計になると思いますよ。
    大手生保はこの会計基準になるとロックイン方式こらロックフリー方式に変わって実勢にそった責任準備金を必要とするようになり自己資本の増強を急いでいるみたいですね。いままでは契約した年の利率で最後まで責任準備金を貯めていたみたいですがこれからはたいへんですね。

    良くは解らないけど。

    生命表も改訂になってもロックイン方式ならその当時の契約はその当時の契約死亡率を最後まで使うだろうけどロックフリー方式になれば今の基準になるので死亡率が減るから責任準備金の積み立てる割合が変わって自己資本に戻る分が大分あるのではないかとみています。

  • >>535

    >何となくの感覚なんだけど、保守的な日本式の方が公共性の高い保険会社の会計に向いているような気がするんだが。
    当たりです。そもそもEEV(将来価値)はサブプライム(米国の貧困層への住宅ローン等を回収前提で計上し破綻)問題を起こした発端だし、IFRSも導入が遅れているのは同じ轍を踏まないよう検証中だからです。
    手数料はBS/PL上では発生主義で当たり前ですが計上されます。が、生命保険の特殊会計ではこれらは負債として保険金支払いの純保険料と付加保険料からの責任準備金として計上されます。したがって、キャッシュフローが場合によっては枯渇する可能性が(本来はありえないが)でてくるわけです。同じ理由で新契約の伸び率以上の広告宣伝費等事業費の投入は今後回収が困難になる時限爆弾です。