三菱重工業(株)【7011】の掲示板 2015/07/04〜2015/07/15

【ロイター】コラム：中国株取引停止、「見せかけの市場」に疑惑
共産国家には資本市場は育たないことが実証された　ＷＴＯの虚構
2015/07/09(木) 20:59

［香港　９日　ロイター］

　中国株式市場における売買停止は、中国が抱える「見せかけの市場」の問題をさらに大きくした。バブル崩壊とその救済策は、海外投資家が中国株を真剣に考えるのを難しくしている。多くの投資家の身動きを封じた異例の大規模売買停止は、事態をさらに悪化させるだけだ。 　中国株式市場は、この一時的な小休止と引き換えに、自分たちの信用を失っている。 中国の指導者らが思うがままに行動するというのは、今に始まったことではない。したがって今回も、思い通りにいかない市場を従わせるため、利下げや空売りの規制、信用取引の拡大、悪者捜し、証券会社による株価下支えなどあらゆる手段を講じている。そしてついに、大量保有株主の株式売却を半年間禁止するという手に打って出た。 ９日の中国株式市場は下げ止まったが、ボトムアップの対策も疑わしい。 　上海・深センの取引所に上場している企業で売買を停止しているのは、７月８日時点で約１３００社、時価総額では２．４兆ドル相当に及ぶ。このような規模の売買停止は他の市場では考えにくい。 上場企業は慎重に扱われるべき株式市場のルールを悪用している。 つまり、取引できないのに、それは市場と呼べるのかということだ。市場操作と市場評価の摂理を受ける時が単に遅れているだけだろう。８日に売買停止した大型株の海南天然ゴムと中節能風力発電は、売買停止前の時価総額が４０─５０億ドルで、予想株価収益率（ＰＥＲ）はそれぞれ２３８倍と１０９倍だった。 しかし、わずか１カ月ほど前に主要な国際株価指数に中国株が採用寸前だったとは、今や信じがたいほど。上場企業や中国政府からのメッセージは一様に「すべてうまくいっている。ただ、あまり細かく見ないように」 というものだ。こうしたポチョムキン村（見せかけの村）的な市場の捉え方が、投資家をイカサマありの大博打にさせるに違いない。ロイター　2015年 07月 9日 17:17
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