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FDK(株)【6955】の掲示板 2017/11/10〜2018/01/09

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mas***** 強く買いたい 2018年1月4日 19:44


●全固体電池がネクストステージの主役候補に

 一方、リチウムイオン電池関連株人気の延長線上でにわかにスポットライトが当たったのが、次世代2次電池である全固体電池 だ。これは、現行のリチウムイオン電池では液体である電解質(電解液)を固体材料に変え、正極と負極を含めすべての部材を固体で構成する電池のこと。固体化することで、可燃性の電解液で問題となっていた液漏れなどに伴う発火の危険性をなくし、航続距離の大幅な延長に加え、数分で済むというフル充電時間の画期的な短縮を実現する。

 最近ではトヨタの副社長が昨年の東京モーターショーで、20年代前半の全固体電池実用化を目指す方針を明らかにしたことで、業界がにわかに色めき立った。現時点では東京工業大学と共同で学術研究を進めている段階だが、試作品は既に完成されている。もちろんトヨタだけではなく、ホンダ <7267> や日産自動車 <7201> も全固体電池の開発に取り組んでおり、トヨタは業界内のライバルとの提携も視野に同分野を深耕していく構えにある。

 全固体電池関連株として昨年大人気化したのが、光学ガラスメーカーのトップメーカーであるオハラ <5218> 。同社は全固体電池の研究開発を先駆して進めているが、車載用については現時点では商用化が難しい状況にある。しかし、全固体電池実用化の前段階として、現行の電解液を使うリチウムイオン電池の性能向上に効果が見込めるガラスセラミック素材を利用した添加剤を独自開発するなど、その技術力は高い。また、固体電解質分野の研究開発に注力するカーリットホールディングス <4275> も株価を倍化させた。このほかでは、電解質と電極を粉体の原料のまま成型する技術を確立している日立造船 <7004> もここにきて動意含みだ。富士通グループの電池分野担当といってもよいFDK <6955> [東証2]は富士通研究所と共同で高電圧・大容量の全固体電池の開発を進捗させている。