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2020年6月期は2年前に大口受注があったEUVマスク欠陥検査装置が本格出荷となる見込みで、投資妙味を感じます。
売上高の内訳を見ると、2019年6月期は半導体関連装置が197億6,200万円(前年比27.5%増)と好調でした。
従来型のマスク欠陥検査装置(シリコンウェハに回路を描画する時に使う「マスク」の検査装置)が堅調だったことに加えて、7ナノ以降のロジック半導体用マスクブランクス検査に使う最新鋭のEUVマスクブランクス欠陥検査装置(波長が極めて短いEUV(極端紫外線)光を使ったもの。
「マスクブランクス」はマスクの材料)、EUVマスク裏面検査/クリーニング装置、後述のEUVマスク欠陥検査装置(APMI)からなるEUV関連の出荷が始まったことが業績を牽引しました。
サービスも、売上高45億9,700万円(同16.3%増)と伸びました。各種検査装置の累積出荷台数が増えているため、メンテナンス等のサービス売上高が増える傾向にあります。
★以下超キモ(基幹特許の核心部分)です。
APMIとEUVマスクブランクス欠陥検査装置(アクティニック・ブランク・インスペクション(ABI)は、現時点ではレーザーテックの ”グローバルシェア独占製品 ”です。
今後複数社から引き合いがある模様であり、今後の当社業績の牽引役となると思われます。
いずれもレーザーテックの独占製品なので、高採算が期待できそうです。このため会社予想では、半導体関連装置売上高の好調が予想されます。
★また、サービスも大きく伸びると予想されます。
★ ロジック半導体の微細化スケジュールを考えると、2020年が7nm、2021年が5ナノ、そして2022年以降はおそらく順次、3ナノ、2ナノ、1ナノと技術進歩が続くと予想されます。そのため、EUVマスク欠陥検査装置(APTI)、EUVマスクブランクス欠陥検査装置ともに伸びる余地が大きいと予想されます。
このため、2021年6月期も業績好調が予想されます。
★その他は、中国で10.5世代大型パネルの設備投資が活発だったことを受け、フラットパネルディスプレイ向けマスク欠陥検査装置が好調でした。
今後、オンライン化によるテレワークやテレスタディなどICT普及による大型モニタが貢献して来ると想定してます。
投資の参考になりましたか?