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(株)アドバンテスト【6857】の掲示板 2020/01/10〜2020/01/16

半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)が16日、2019年10~12月期の連結決算を発表し、純利益は前年同期比16%増の1160億台湾ドル(約4300億円)だった。QUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(1118億台湾ドル)を上回り、17日の東京株式市場で半導体関連銘柄に買いが波及しそうだ。

 次世代通信規格「5G」対応のスマートフォンなど向けに、先端製品の需要が増えた。20年の設備投資については150億~160億米ドルと、19年(149億米ドル)を上回る計画を示した。

 決算などの内容が伝わった東京市場の取引時間の終盤には、製造装置を手掛ける東エレク(8035)など代表的な半導体関連銘柄に買いが入った。大引けまで間もないなかの発表だったため、17日も物色が継続する可能性は高い。

 ファウンドリー向けの販売が多いとされる製造装置のスクリン(7735)や日立ハイテク(8036)、検査装置のレーザーテク(6920)などが関心を集めやすいだろう。

 いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員はTSMCの好決算はある程度想定されていたとしたうえで「自動運転車やIoT(モノのインターネット化)の普及に向けて、中長期的に半導体の需要が拡大するとの期待が市場では高まっている」と指摘。「今後も半導体関連株は物色の柱になる」とみていた。