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天昇電気工業(株)【6776】の掲示板 2021/04/30〜2021/06/07

【真実の予想屋、プロの視点(前編①)】
ここの強みは仕手株であること、これは冗談ではなく立派な強みである。
筋だって住処にするのに相応しい銘柄を選ぶ。どこでもいいってわけじゃない。
イナゴを集めやすいテーマ性があるか、コントロールしやすい浮動株数であるかどうかを鑑み、ベストな条件である銘柄を選ぶ。ここはピタリと条件に嵌ったといえるだろう。

会社として実力があるかと問われれば、ないだろう。
プラ業界では歴史のある会社だが、もとは漬物、水産用の業務用プラ箱から始まった経緯もあり、国内向け商売が専門だった。70年代には時代の流れに乗り遅れまいと自動車向けを始めたものはいいものの、同業の競合他社が自動車メーカーの海外生産シフト化に遅れまいと海外進出を競い合う中、理由は不明だが、ここは従来の国内に軸足を置く事業体系を変えていない。自動車向けメインとしながら、国内向け販売が9割という実態を見れば、完全に乗り遅れたと言わざるを得ないだろう。

自動車業界の裾野産業は、日本はもとより、海外でも長い歴史を経て完成されている。今更、海外に工場を作ったからといって、その国の新参者が明日から日本と同じように部品受注ができるほど甘い業界ではない。

言わずもがな、自動車の主戦場に海外にあり、日本の自動車メーカーも、国内の倍の生産台数を海外工場で生産している。コロナで冷え込んだ自動車業界も、この先は主戦場である欧米、中国、アジアといった海外生産工場から回復していくだろう。

このような業界の構図おいて、ここが直面する未来には、どのようなリスクが待ち受けているのだろうか(後編②に続く)