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パナソニック ホールディングス(株)【6752】の掲示板 2023/08/02〜2023/08/24

横浜国大の藪内直明教授、エナジー社の開発指導に来てくれないか?
容量密度を3割アップ+低コスト、報酬は弾むで・・・

横浜国立大学、パナソニック エナジー、立命館大学の研究グループは2023年7月、コバルト(Co)およびニッケル(Ni)をまったく使わない、高容量密度かつ長寿命のマンガン(Mn)系正極活物質を開発したと発表した。
ポテンシャルは高性能で低価格
新材料の組成はフッ素(F)を含む、Li2MnO1.5F1.5(図1)。酸フッ化物の一種である。Liが、LiCoO2に代表される層状酸化物の派生材料に比べて1つ多く、しかも5Vという高電位に耐え、理論上の容量密度が高いことから「Li過剰系」とも呼ばれる。具体的には、NCM系正極活物質の容量密度が約280mAh/gであるのに対し、この材料は同350mAh/gと約3割高い。
主成分のMnは、鉱石ベースで世界で年間数千万トン産出され、価格は金属ベースで、Coのおよそ1/15、Niの同1/10ほどと安い。また、Fの原料である高純度蛍石(CaF2)も年間数百万トン産出されている。もし実用化できれば、性能向上と材料の安定供給およびコストの大幅低減を同時に実現できる。