投稿一覧に戻る ニデック(株)【6594】の掲示板 2024/01/12〜2024/01/17 193 nmd***** 1月13日 00:07 日本車メーカー納入の話 これね、貼っておきます。 文字数制限あり2つ分ける ニデック永守会長「EVも家電と同じ、最後はウチが世界一になる」 2023.12.6 ① 電気自動車(EV)向け部品の競争が激しくなっている。ニデックは2024年3月期に電動アクスルを中心としたEV向け部品事業の黒字化を計画していたが、中国の値下げ競争の影響を受け、赤字になる見通しだ。どのように収益を高めていくのかを、永守重信会長CEO(最高経営責任者)に聞いた。(インタビュー前半「ニデック永守会長『中国のEV値下げ競争は異常、焦る必要はない』」) ニデックはEV向け部品事業について、24年3月期の予想を黒字から赤字に修正し、電動アクスルの販売目標も引き下げました。中国のEV事業では、どういうことが起きているのでしょうか。 永守氏:価値のあるものを価値のある価格で買ってくれないということです。我々のモーターはものすごく静かで効率もものすごく高いのですが、今や価格競争一色です。家電商品の場合でも、こうした状況はありました。 今はEVが走って音が少々出ても、ガソリン車と比較しているからそれほど問題になりません。しかしもっとEVが増えたら、音が問題になるでしょう。その時に価値のあるものを価値のある価格で出せる時がやってくると思います。今は技術革新の途中ですから、本当の良さが伝わらないのかもしれません。 ガソリン車でもブレーキやパワーステアリングのモーターは音がものすごくうるさいんですよ。だから、我々が以前、競争相手だったドイツの大手サプライヤーは今、うちのモーターを使っています。それに10年はかかりました。今やこの分野で我々は世界シェア70%ぐらいを取っています。 今後、そのようなモーターの価値を認めてくれるのは、どのようなジャンルになるのでしょうか。 永守氏:(イタリアの)フェラーリの社長は、EVの要はモーターだと言っています。ですから、一番優れたモーターの技術を持っている会社が将来、世界のEVを制覇するだろうと。フェラーリはものすごい速さで走る競走車を造っているでしょう。究極の技術の方がそういう評価をしてくれています。 要するに、だんだんマーケットが変わってくるんですよ。だから僕らが今回、値段の合わないところとは(取引を)やめろと言ったのは価値を認めてもらってないわけで、値段がどんどん下がっていくわけですね。そんなことをして赤字を出すのは経営ではありません。 一定期間は仕方ありませんが、それを続けても何の価値もありません。ですから私が言ったのは、もう一度次にやってくる市場のことを考え、画期的な製品を出そうということです。 不健全な競争をしたら経営者として失格 うちの採算ですと、モーター(の利益率)は25%、ギア(の利益率)は15%もうかります。インバーターは28%の赤字で採算が取れません。インバーターは電子部品の固まりみたいなものでしょう。だから、量の勝負です。 例えば中国で半導体をかなり使う企業は、補助金をもらえます。そんなところと戦っていたら当分の間、利益は出ないですよ。中国もだんだん補助金もやめだしてきましたから、そういう正常なマーケットで戦わないといけません。 事業というのは健全なら利益を出さないといけません。中国メーカーは、競争相手も取引先も大赤字です。だから、ばんばんつぶれるわけですよ。そういう不健全な競争をしたら経営者としては失格です。 中国においては、新しい受注を断ることもあるのでしょうか。 永守氏:断っていますよ。赤字になるものは、もういらんと言っています。最近は日本や欧州のお客さんが増えてきました。そこではある程度の利益が出るはずです。おかしいのは中国だけです。 来年以降、欧州ステランティスとの合弁事業において、電動アクスルの生産をどんどん増やしていくという計画があります。今はどういう状況ですか。 永守氏:だいたい立ち上がってきまして、最初の段階で(利益率は)8%ぐらいになります。合弁なので納めるのは全部ステランティスで、さらに生産が上がってくると(利益率は)15%ぐらい出るという健全な形になると思います。 そう思う14 そう思わない4 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
nmd***** 1月13日 00:07
日本車メーカー納入の話
これね、貼っておきます。
文字数制限あり2つ分ける
ニデック永守会長「EVも家電と同じ、最後はウチが世界一になる」
2023.12.6
①
電気自動車(EV)向け部品の競争が激しくなっている。ニデックは2024年3月期に電動アクスルを中心としたEV向け部品事業の黒字化を計画していたが、中国の値下げ競争の影響を受け、赤字になる見通しだ。どのように収益を高めていくのかを、永守重信会長CEO(最高経営責任者)に聞いた。(インタビュー前半「ニデック永守会長『中国のEV値下げ競争は異常、焦る必要はない』」)
ニデックはEV向け部品事業について、24年3月期の予想を黒字から赤字に修正し、電動アクスルの販売目標も引き下げました。中国のEV事業では、どういうことが起きているのでしょうか。
永守氏:価値のあるものを価値のある価格で買ってくれないということです。我々のモーターはものすごく静かで効率もものすごく高いのですが、今や価格競争一色です。家電商品の場合でも、こうした状況はありました。
今はEVが走って音が少々出ても、ガソリン車と比較しているからそれほど問題になりません。しかしもっとEVが増えたら、音が問題になるでしょう。その時に価値のあるものを価値のある価格で出せる時がやってくると思います。今は技術革新の途中ですから、本当の良さが伝わらないのかもしれません。
ガソリン車でもブレーキやパワーステアリングのモーターは音がものすごくうるさいんですよ。だから、我々が以前、競争相手だったドイツの大手サプライヤーは今、うちのモーターを使っています。それに10年はかかりました。今やこの分野で我々は世界シェア70%ぐらいを取っています。
今後、そのようなモーターの価値を認めてくれるのは、どのようなジャンルになるのでしょうか。
永守氏:(イタリアの)フェラーリの社長は、EVの要はモーターだと言っています。ですから、一番優れたモーターの技術を持っている会社が将来、世界のEVを制覇するだろうと。フェラーリはものすごい速さで走る競走車を造っているでしょう。究極の技術の方がそういう評価をしてくれています。
要するに、だんだんマーケットが変わってくるんですよ。だから僕らが今回、値段の合わないところとは(取引を)やめろと言ったのは価値を認めてもらってないわけで、値段がどんどん下がっていくわけですね。そんなことをして赤字を出すのは経営ではありません。
一定期間は仕方ありませんが、それを続けても何の価値もありません。ですから私が言ったのは、もう一度次にやってくる市場のことを考え、画期的な製品を出そうということです。
不健全な競争をしたら経営者として失格
うちの採算ですと、モーター(の利益率)は25%、ギア(の利益率)は15%もうかります。インバーターは28%の赤字で採算が取れません。インバーターは電子部品の固まりみたいなものでしょう。だから、量の勝負です。
例えば中国で半導体をかなり使う企業は、補助金をもらえます。そんなところと戦っていたら当分の間、利益は出ないですよ。中国もだんだん補助金もやめだしてきましたから、そういう正常なマーケットで戦わないといけません。
事業というのは健全なら利益を出さないといけません。中国メーカーは、競争相手も取引先も大赤字です。だから、ばんばんつぶれるわけですよ。そういう不健全な競争をしたら経営者としては失格です。
中国においては、新しい受注を断ることもあるのでしょうか。
永守氏:断っていますよ。赤字になるものは、もういらんと言っています。最近は日本や欧州のお客さんが増えてきました。そこではある程度の利益が出るはずです。おかしいのは中国だけです。
来年以降、欧州ステランティスとの合弁事業において、電動アクスルの生産をどんどん増やしていくという計画があります。今はどういう状況ですか。
永守氏:だいたい立ち上がってきまして、最初の段階で(利益率は)8%ぐらいになります。合弁なので納めるのは全部ステランティスで、さらに生産が上がってくると(利益率は)15%ぐらい出るという健全な形になると思います。