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(株)東芝【6502】の掲示板 2017/05/15

いつまで悪あがきするのよ!
いいかげん、JALかライブドアかエルピーダか山一方式かハッキリしなさいよ!!

mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ15I57_V10C17A5EA2000/

東芝、揺らぐシナリオ メモリー事業の年度内売却に懸念
2017/5/16 1:16

 東芝の経営再建の大前提である半導体メモリー事業の売却シナリオが揺らいでいる。協業先の米ウエスタンデジタル(WD)が15日、同事業の売却停止を求めて国際仲裁裁判所に申し立てをしたことで、売却手続きは遅れる見通し。売却できなければ上場廃止の可能性が高まるが、東芝は様々な対抗措置を検討しておりWDとの対立は長期化する恐れがある。
 東芝は米原子力事業の巨額損失を受け、稼ぎ頭の半導体メモリー事業を4月に分社し売却交渉を進めている。応札企業は5陣営程度に絞り込まれたが、2次入札からの参加企業もあり6月をメドとしてきた手続きは遅れていた。そこにWDの強硬措置が表面化した。
 WDはこれまでも入札手続きの即時中止と独占交渉権を要求。東芝は5月上旬に売却手続きの妨害停止を求める警告文書を送った。WDのスティーブ・ミリガン最高経営責任者は何度も来日し東芝側と協議したが、妥協点は見いだせなかった。
 東芝の綱川智社長は15日の記者会見で入札手続きを予定通り進める意向を示した。ただ国際仲裁裁判所は売却手続きの即時停止命令を出す可能性がある。入札が予定通り行えるかどうかも同裁判所の判断が影響する。
 同裁判所は国際商業会議所(ICC)の下部組織で、国際間でのビジネス上の紛争を解決する。スズキと独フォルクスワーゲンの提携解消を巡る争いでは和解まで4年を要した。ただ国際仲裁に詳しい専門家は、今回のWDの案件は「正式な仲裁の前にWD側が暫定的な救済措置を求める『緊急仲裁』の手続きに入る可能性が高い」と話す。
 緊急仲裁は正式な仲裁裁定を待っていては回復が難しい損害が発生する恐れがある場合などに使う。審査は数週間程度で決定が出ることが多い。
 緊急仲裁で東芝に不利な決定が出た場合、同社は対抗措置をとる可能性が高い。「メモリー事業の売却は頓挫してしまう」(東芝幹部)として、既に具体的な対抗措置の検討に入った。一方のWDも引く構えは見せていない。最終的に裁定が出るのは「1年近くかかる」(半導体業界関係者)との声もあり、対立は激しくなりそうだ。
 東芝には時間がない。自動的に上場廃止となる2年連続の債務超過状態を避けるには、18年3月末までに半導体メモリー事業を売る必要がある。WDとの争いが長期化すればするほど経営再建の道は険しくなる。
 東芝の半導体メモリー事業売却を巡っては、現時点で米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と官民ファンドの産業革新機構、半導体メーカーの韓国SKハイニックス、米ブロードコム、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業、そしてWDが候補に残っている。
 各陣営は東芝メモリの資産査定を急いでいる。ただ入札自体の継続性が危ぶまれている中で、メモリー事業を売却して東芝が債務超過を回避できるかは不透明となってきた。