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(株)東芝【6502】の掲示板 2015/07/01〜2015/07/04

東芝の不適切な会計問題で、過去の営業利益の過大計上額が1500億円超になる見込みになったことが分かった。


 2010年3月期~14年3月期の5年間について、すでに公表したインフラ関連事業の548億円に加え、パソコン事業を中心にテレビ、半導体事業でも業績を良く見せる会計処理が行われたとみられる。田中久雄社長ら経営陣の進退が問われる事態が避けられなくなってきた。

 外部の専門家による第三者委員会が17日にも調査結果を発表する。東芝の利益の過大計上額は、この間の営業利益の1割以上に相当することになる。

 東芝は今年2月、証券取引等監視委員会による検査を受け、過去の会計処理について社内調査を開始した。その結果、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)や、次世代電力計「スマートメーター」などインフラ事業を中心に、営業利益ベースで548億円の過大計上があったことが判明した。

 その後、弁護士や公認会計士などで構成する第三者委員会が、他の事業についても調査を開始。新たに1000億円規模で不適切な会計処理が発覚した。パソコンについては、製造委託先に部品を販売する際、その利益を実態よりも多く計上した疑いがある。テレビは、広告宣伝費などの費用の計上を先送りしていたとみられる。半導体については、価格下落などに伴う在庫の評価損を適切に計上しなかった可能性がある。