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セガサミーホールディングス(株)【6460】の掲示板 〜2015/04/27

セガが一方的に足をひっぱていた状況から、セガが今後段階的に縮小するであろうサミーの
不安材料をかき消せるようになった。(直近ではサミーは好調だけどね。)

・セガのコンシューマは今後PSOの世界展開やチェインクロニクル等での盛大との提携等
デジタル分野はグローバルに拡大していく。
提携した盛大は中国のネット業界ではトップと言っていい存在。しかも日本の企業とも提携していたりもする上に、パートナーとして悪い噂を聞かない存在。

・インデックスを買収したことでペルソナ等の強力なIPも手に入ったし、欧米ではROMEなどのpcゲームがきっちりと利益を上げられる。
この1年半くらいでセガは自社グループのIPで継続的に黒字を出せる体制を模索し、
今やっと花開いた。
もともと下期で黒字予定であり、上期は大型タイトル不在のため赤字予定だったのがデジタル事業の拡大で大型IPに頼らずとも黒字を生み出せるようになった。
パッケージゲームは選択と集中がテーマだったが、黒字が出せる体制になれば過去のIPの復活や新たなIPの創出にも力を入れられるようになる。
(チェインクロニクルだってマルチメディア展開できるだろうしね。)

・従来のゲームメーカーではどこよりもスマホゲームに力を入れて開発をしてきた。
そしてぷよクエ、チェインクロニクルが生み出された。まだまだ大型ゲームをスマホで開発中とのことだが、上記2ゲームによって蓄積されたノウハウや他企業との広告での連携もあり、
従来のゲーム会社のスマホ市場においては現時点でトップ企業である。

あと、日本ではソニックダッシュがLINEから出るようだから期待したい。
全世界レベルではパズドラよりもダウンロード数が多い上にLINEとの相性もよさそうだから成果は出ると思う。


サミーに関しては今年の頑張りはすごい。皆が心配しているように通期目標は到達が難しいのかもしれないが今後数年間において安定した業績を生み出せる機会が登場した年になったと思う。
まずは北斗。転生のゲーム性は従来のスロットにはなかったタイプ。
しかし、これをサミーは大成功させた。
つまり従来の北斗のゲーム性の機種と転生のようなゲーム性の機種は隔期でそれぞれ出せるということ。パチンコは通常のものと百列バージョンをそれぞれずらして出せていたがスロットでもそれが可能になった。

また、化物語のヒットも大きい。
差枚数管理は流行らないといわれていた中での大ヒット。
サミーのAT機にはずれなしとは言われていたが、不安されていたこの差枚数管理型でも予想を裏切る大成功を収めている。
成功が続けばそれだけ販売予定台数もホールからの信頼も得られる。


・カジノ事業に関してはセガサミーは日本でのカジノは外資と組んでやること。そしてその場合でも50%以上の主導権はセガが持つことを明言している。
他の外資からすると主導権を握られることは微妙だが、セガが持つ全世界的な知名度と
IP、ジョイポリスやオーヴィーなどのエンターテインメント施設運営の実績は大きいはず。
カジノだけでなくメダルゲームなどで子供も楽しめる大型施設をIR内に構築できるとなれば外資が持っている既存のIR施設にも転用できるため、提携を考えているところは多いのではないかと思う。
そうなってくるとカジノホテルだけでなく、大型IR施設を運営している企業との提携のほうがお互いのメリットがあるのかなと思う。

セガサミーはカジノ企業ではなく、カジノを含んだ総合エンターテインメント企業であり
ファミリーで楽しめるカジノだけでないIRを提供できる組織である