日本エマージェンシーアシスタンス(株)【6063】の掲示板 2018/05/18〜2019/01/09

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ＭＳプレミアム＝ＥＡＪ、浮上の動き―海外渡航者増加で業績好調、日本への外国人旅行者向けサービスも <6063.T>
2018/12/21 07:59

　海外渡航者向け医療アシスタンス事業の日本エマージェンシーアシスタンス（ＥＡＪ）<6063.T>が浮上の動きを強めてきた。海外渡航者数の増加に恩恵を受けて業績は拡大。１９年１２月期業績は増額修正ペースで推移している。株式市場全般、特に小型株市場の厳しい状況が続く中でも堅調な推移が期待できる数少ない銘柄としてマークしておきたい。

　医療アシスタンス事業を主力とするユニークな上場企業で、メーンは海外旅行保険加入者の海外で発生する医療・非医療の保険事故に対してのアシスタンスサービス提供。一般法人や学校法人、国際医療コーディネートなども展開。ライフアシスタンス事業として、クレジットカード会員向けコンシェルジュサービスも行う。渡航者の多い北米、中国、また欧州など６カ国に海外センターを配置し、１万３９００件の医療機関、２８００件の海外プロバイダーのネットワークを保有する。

　足元の業績は海外渡航者数の増加に恩恵を受けて好調に推移。今期第３四半期累計（１－９月）決算は、連結売上高が２１億１９００万円（前年同期比１０．６％増）、営業利益は１億３５００万円（同４．５倍）となった。医療アシスタンス事業が各カテゴリーとも好調に推移しており、外国人患者受け入れを実施する国際医療事業も日本の高度医療の認知度向上や外国人受け入れ医療機関の増加を受けてサービス提供数が増加している。

　通期の連結業績は売上高２８億５０００万円（前期比１１．０％増）、営業利益は１億１５００万円（同８３．６％増）を計画。営業利益は既に通期計画を上回っている。業績計画は７月に一度増額修正を行っているが、今回は最終四半期の１０－１２月の動向を注視するため、またカナダへの海外センター設立費用増などを理由に再増額修正を行わなかった。

　日本への外国人旅行者向けサービスについても、官公庁や保険会社などと協力しながら緊急対応型医療アシスタンスの需要の取り込みを実施していく方針という。