ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

知多鋼業(株)【5993】の掲示板

>>638

同社の保有する有価証券は売買目的でなく、長期保有目的のいわゆる政策保有株です。
有報のP31~32に保有株式が掲載されており、BS上の計上金額も記載されていますが、時価ではありません。
従って、ものすごい含み益があると思っていますが、違いますか?

私は理解は下記のとおりです。

質問内容
 当社は短期間で売買することを目的としている有価証券や企業支配を目的とし長期的に保有する予定の有価証券を所有していますが、これらの有価証券の期末評価について教えてください。


回答
 法人が所有する有価証券については、法人税法上はその所有目的に応じて、①売買目的有価証券と②売買目的外有価証券とに区分されます。

 売買目的有価証券は主に短期的な価格の変動を利用して利益を得る目的で所有する有価証券ですが、これらの有価証券は時価法が適用され、時価と帳簿価額との差額が評価益又は評価損として税務上の益金又は損金の額に算入されます。

 また、売買目的外有価証券は売買目的有価証券以外に区分される有価証券ですが、これらの有価証券は原価法が適用され、帳簿価額をもって期末評価額とします。

  • >>639

    有報に記載しているのは簿価でなく決算当時の時価ですね
    もちろん今の時価ではありません。値上がりしているのでその分は含み益ですね。

    政策保有株はその他有価証券というものに分類され期末の時価評価の対象になるものです。企業会計基準にはこう書かれてます。
    ・売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社株式及び関連会社株式以外の有価証券(以下「その他有価証券」という。)は、時価(注7)をもって貸借対照表価額とし、評価差額は洗い替え方式に基づき、次のいずれかの方法により処理する。
    (1) 評価差額の合計額を純資産の部に計上する。
    (2) 時価が取得原価を上回る銘柄に係る評価差額は純資産の部に計上し、時価が取得原価を下回る銘柄に係る評価差額は当期の損失として処理する。

    あと、参照されているものは法人税の話です。
    簡単に言いますと政策保有株が値上がりしても法人税は発生しませんし利益にも含まれません。どこに記載があるかというと純利益を出した後のその他包括利益のその他有価証券評価差額金の部分ですね。