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新報国マテリアル(株)【5542】の掲示板 2020/09/19〜2021/02/26

>>714

本研究で開発した 2 段階クライオ処理および焼鈍
による材料強化プロセスは,低熱膨張鋳鋼の強化
に非常に有効であり,量産加工用 CFRP 精密成形
金型の材料開発の強力なツールとなることが証明
された.

おわりに

CFRP の成形加工装置やツールの世界市場規模
は,2030 年には 1,700 億円に達すると予測されて
いる25)
.特に,2020 年以降は熱可塑性 CFRP の連
続繊維製品における成形加工用プレス機の採用が
急増すると見込まれている.本稿で紹介した通り,
インバー合金やコバール合金は熱膨張率を CFRP
と同等の値に精緻に調整することが可能であり,
鋳鋼であれば複雑形状にも柔軟に対応できる.そ
のため,今回開発した高剛性低熱膨張鋳鋼は,次
世代の CFRP 成形金型用材料として大きなポテン
シャルを秘めており,輸送機器産業等において製
品の軽量化を支えるコアテクノロジーとなること
が期待される.

  • >>741

    ドローンとヘリコプターの中間に位置付けられる「空飛ぶクルマ」の開発が激化してきた。自動車として地上走行する一方、翼を備えた航空機に変形するタイプや回転翼で垂直離着陸を可能とし、回転部分をモーターで回す電動垂直離着陸型無操縦者航空機のeVTOL(イーブイトール)の開発が注目される。2022年度には都市部での目視外飛行の実現も目指している。

    日本では有志による組織CAERIVATOR(カーティベーター)が2012年に発足し、そのメンバーを中心にSkyDrive(スカイドライブ)を発足。2023年度に空飛ぶクルマの運行サービスが開始できるように、技術開発と型式証明取得作業を進める。2020年8月28日には公開有人飛行試験で成功したと発表した。有人試験機「SD-03モデル」を使用。飛行時間は約4分。機体は1人乗りで駐車場2台分に収まる大きさ。

    協賛スポンサーは、資金提供58社、技術部品提供38社など、100社を超えている。2021年4月には、輸送ドローンを定額で貸し出すサービスを開始する。3年契約で月額44万円からで、初年度で数十社の導入を目指す。

    トヨタグループ15社は2017年から3年間で4250万円を支援する。大日本印刷はカーティベーターとスカイドライブと協業で空飛ぶクルマを活用したMaaS関連サービスの事業開発をスタートした。

    NECは、無人航空機の制御技術を提供し、カーディベーターとスポンサー契約を結んだ。2020年8月にはスカイドライブが日本政策投資銀行など10社を引受先とした39億円の第三者割当増資でNECも出資。スカイドライブとの連携を強化し、次世代輸送手段の「空飛ぶクルマ」と「カーゴドローン」の開発を支援する。伊藤忠など10社と連携し、2023年の実用化を目指すが、航空法の改正が不可欠。