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黒崎播磨(株)【5352】の掲示板 2021/10/11〜

続き

日本製鉄グループで耐火物を手掛ける黒崎播磨が業績を拡大している。2024年3月期は売上高と利益がともに2期連続で最高を更新したもようだ。鉄鋼生産の増加に伴って耐火物需要が急拡大するインド市場がけん引する。江川和宏社長は日本経済新聞のインタビューに、インドでの耐火物生産を30年に2倍以上に引き上げると言明した。

黒崎播磨のインドでの耐火物売上高は23年3月期に338億円と前の期比36%伸びた。売上高全体に占める比率は21%となり、耐火物の国内売上高の半分に相当する。24年3月期はさらに拡大する見通しだ。インド最大手のタタ製鉄や日本製鉄の合弁会社AM/NSインディア、JSWスチールなど主要な製鉄会社約50社と取引があるという。

インドでは人口増加に伴いインフラ向けなどに鋼材の需要が急拡大している。23年の粗鋼生産量は1億4000万トン。インド政府は30年に3億トンに生産能力を引き上げる目標を掲げる。江川社長は「インドでの耐火物の売上高は30年に2倍以上が目標だ。機能性耐火物を中心にシェアを広げ、粗鋼生産の伸びを上回りたい」と語る。