ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日本特殊陶業(株)【5334】の掲示板 2022/05/13〜2022/06/18

kabutanより
好業績組の仲間入りです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【市況】【杉村富生の短期相場観測】 ─新東西冷戦構造の構築が追い風に!
経済評論家 杉村富生

「新東西冷戦構造の構築が追い風に!」

●相対的な強さを示す日本市場!

 世界の金融市場がにわかに、波乱含みの展開となっている。きっかけはNYダウの暴落(18日は1164ドル安)だったが、為替市場ではスイスフラン、円(1ドル=127円台に)が買われ、東西冷戦構造時代のパターンが復活しつつある。確かに、戦後の国際秩序は崩壊した。バイデン大統領のアジア歴訪は新しい枠組みのスタートとなろう。
 ・・・
日本市場は欧米市場に対し、相対的な強さをみせている。18日のNYダウは3.57%の下落だった。翌19日の日経平均株価は1.89%安、TOPIXは1.31%安にとどまっている。

 ここにきての日本市場はしぶとい。そう、打たれ強いのだ。出遅れ感もあろう。現在、日経平均株価のPERは12.7倍、PBRは1.14倍だ。一方、世界平均(MSCIベース)のPERは15.2倍、PBRは2.65倍(アメリカのS&P500ベースは17.8倍、4.16倍)となっている。日本株は割安に放置されている。

●転機を迎えた? 国際マネーの「アメリカ集中」

 NY市場の波乱は景気後退(景気指標、企業業績の悪化)リスクだけではないと思う。マーケットが脅えているのは6月のQT(量的金融引き締め)開始だ。再三指摘しているように、利上げには限界がある。これによって、インフレを封じ込めるのは難しい。FRB(米連邦準備制度理事会)が狙っているのは資産(株式、住宅)価格の下落による需要抑制だろう。

 したがって、今後は「国際マネーのアメリカ集中」が転機を迎える。これは新東西冷戦構造と同様に、日本には追い風となる。株式市場の「NY離れ」につながるだろう。日本には個人金融資産に1092兆円の現預金(全体の54%)がある。この活用が求められる。政策対応次第ではいよいよ、本格的な投資の時代が到来する。

 物色面はどうか。ここは好業績組とポストコロナ(復活組)を狙いたい。好業績組では日本特殊陶業 <5334> [東証P]、エレマテック <2715> [東証P]が面白そうだ。日本特殊陶業は主力のセラミック事業が伸びている。