ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

タカラバイオ(株)【4974】の掲示板 2020/06/20〜2020/06/30

工業新聞に社長インタビューがでてる
「DNAワクチン20万人分の生産体制を年度内に整える。5月発売した迅速・高精度に新型コロナを検査できるPCRキットは月産200万反応分の供給体制がある。これらのプラス要素は業績予想に入れていない
「(生産拠点が中国に集中を) リスク回避できるよう・・・21年8月に移転拡充する米国や、1月に新棟が稼働した日本の拠点にスウェーデン、インドの拠点を加え・・・」

  • >>278

    インタビュー/タカラバイオ社長・仲尾功一氏 積極投資で成長に道筋
    (日刊工業新聞 2020/06/23 @05:00)
    <遺伝子治療プロプログラム推進推進>
    2020 年度内に量産予定の新型コロナウイルス予防用ワクチンや,唾液を検体に同ウイルスを検査できる PCR キットなどで注目を集めるタカラバイオ。新型コロナウィルスによる負の影響を織り込み,2021年3月期業績予想では減収,営業減益を見込むが「都度,上方修正していきたい」と強気の姿勢を崩さない仲尾功一社長に今後の戦略を聞いた。

    ◇  ◇
    ― 2020年3月期まで 11年連続で営業増益,経常増益を達成しましたが,今期は新型コロナウィルスなど不安要素があります。
    「大阪大学などと共同開発する予防用デオキシリボ核酸 (DNA) ワクチン 20 万人分の生産体制を年度内に整える。5月発売した迅速・高精度に新型コロナウィルスを検査できる PCR キットは,月産 200 万反応分の供給体制がある。これらのプラス要素は業績予想に入れていない。徐々に業績を上方修正したい。」

    ― 今後3年間で世界各拠点の役割を見直します。

    「従来試薬など製造の基幹は従業員 500 人規模を抱える中国・大連市の工場が担い,大量生産によるコストダウンを進めてきた。新型コロナウィルスや米中貿易摩擦などからリスク回避できるよう拠点戦略を見直す。2021年8月に移転拡充する米国や,1月に新棟が稼働した日本の拠点にスウェーデン,インドの拠点を加え,最適な人員配置,生産・開発拠点体制を再考する」

    ― 3年間で 170 億円の研究開発費を投下します。

    「癌を対象に,三重大学やカナダ・トロント大学などとそれぞれ進める遺伝子治療プロジェクトを,3年間で人の臨床試験まで持っていく。さらにその次のプロジェクトとして,効率良く遺伝子を導入するベクターや治療効果がより高くなる遺伝子の仕組み開発など,新しい基盤技術の開発に注力する」

    ― 当面の課題は。

    「製造技術者と研究開発者に境界を設けていない。製造技術者であっても顧客である研究者や製薬企業に提案,セールスできないといけない。『技術で世の中を変えたい』『こういうものを提供したい』という志の高い技術者の確保が課題であり,挑戦だ」

    (京都・大原佑美子)