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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2021/03/24〜2021/04/04
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>>907
東工大との共同研究については上手く予測できているかペプチドリームが検証しているかもしれませんが、モジュラスはペプチドとキナーゼの複合体の構造から低分子を設計するので、ペプチドリームが検証することはないのではないでしょうか。
キナーゼ活性の確認はたぶん外注しているでしょうし、情報は共有しているでしょうが、モジュラスとの提携でペプチドリームが主体的に行っているのはヒットペプチドを取得する段階までだと思います。
gtcgac 2021年4月3日 18:13
何気に見に来たらとても面白そうな内容になっていますね。
舛屋さんがオーガナイズしているプロジェクトが始動したようですね。
バイオインフォマティクスは基本的にウェットの実験データを元にin Silico(ドライ実験)でそのモデルをつくり、そして、法則性を見つけて、新たな予測をし、ウェットに落として検証するというPDCAサイクルのような過程を経て進化してきています。
なので、ウェットのペプチドリームのデータを元に、Modulusや東工大グループが ドライで予測をし、その予測が正しいかどうかを再びペプチドリームが検証しています。おそらく、1. 環状ペプチドから低分子に落とす 2. 体内動態への安定性 3. 膜透過性の検討 などが含まれていると思います。
どちらにしろ、ウェットとドライは両者の間で補完的な働きをして、お互いにとって不可欠な存在です。以前からこのような提携がより早い臨床候補化合物に繋がると思います。
現状ではドライだけで何か薬を作るとこにはいっていないと思います。しかし、このところ話題になっているARKが出資しているベンチャー企業にドライだけで低分子創薬を行った企業があるので、ドライだけでもできる時代もあるかも知れません。(しかしながら、この場合も元となるデータはPDPSで作るから、補完関係は保持されています。)