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(株)カイオム・バイオサイエンス【4583】の掲示板 2021/11/28〜2022/02/05

カイオムも関係していたら良いのだがね・・・

外製薬、中分子医薬品開発を増強 がん・免疫30プロ推進
(日刊工業新聞 2021/12/23)から
中外製薬は中分子医薬品の開発を強化する。がんを対象とする初期の臨床試験(治験)を開始した「ルナ18」のほか、がんや免疫を対象とした約30の研究プロジェクトを推し進める。さらに生産子会社の藤枝工場(静岡県藤枝市)には設備投資を実施し、2025年には初期臨床開発から初期商用生産までの一貫供給体制を構築する計画。中分子医薬品を化学合成で製造する低分子、抗体医薬品に次ぐ「第3の中核モダリティ(治療手段)にしたい」(奥田修社長)考えだ。
中外製薬は同社初の中分子医薬品「ルナ18」において固形がんを対象に10月から治験を始めた。経口投与が可能な環状ペプチド分子を使い、がんを引き起こす遺伝子「RAS」を阻害する効果がある薬剤を開発する。
約30ある中分子創薬のプロジェクトの多くはがんを対象としている。大阪大学や東京大学などとも共同研究を進める。
設備では、低・中分子原薬の製法開発機能をもった実験棟が浮間研究所内で20年に稼働した。このほか生子会社の中外製薬工業(東京都北区)の藤枝工場には約750億円を投じ、低・中分子の原薬を生産する製造棟を2棟建設。22年12月に延べ床面積が約6000平方メートル、25年3月に同1万平方メートルの製造棟がそれぞれ稼働する予定だ。
中分子医薬に注力する理由として、飯倉仁研究本部長は「抗体でも低分子でもできないことを実現するのが目的」としている。
中分子医薬品は低分子に比べて効果的に治療標的を狙うことができる。高分子の抗体よりも分子量が小さいため、細胞内に入りやすい特徴がある。アミノ酸分子がつながった化合物の環状ペプチド分子を使う。