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(株)免疫生物研究所【4570】の掲示板 2015/10/01〜2015/11/11

2010年10月21日 独立行政法人 理化学研究所
脳血管内皮細胞特異的なアミロイドβ前駆体タンパク質を発見
-アルツハイマー病関連のアミロイドβ蓄積機構に新たな可能性-
要旨
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、ヒトの脳血管内皮細胞に、神経細胞(ニューロン)と異なるユニークなアミロイドβ前駆体タンパク質(APP)が発現していることを初めて発見し、このAPPがアルツハイマー病と深いかかわりを持つ老人斑の主成分であるアミロイドβペプチド(Aβ)※1を産生することを明らかにしました。(略)
背景(略)
研究手法と成果(略)
今後の期待
2010年の時点で、アルツハイマー病にかかる経済コストは世界のGDPの1%を占めると報告されており、認知症対策の重要性が高まっています。認知症の臨床症状を反映する診断薬の開発は認知症対策の中でも重要な課題の1つです。今回、血管内皮細胞がニューロン型APP695とは異なるAPP770を発現することを初めて見いだし、さらにAPP770由来のβ部位切断産物であるsAPP770βが、ヒト脳脊髄液や血清中に存在することも明らかにしました。脳脊髄液や血清中のsAPP770βは血管内皮細胞が何らかの障害を受けて量的に変化することが考えられるため、アルツハイマー病や脳血管性認知症などの認知障害の早期診断マーカーになる可能性を秘めています。研究グループは現在、sAPP770βを定量するためのサンドイッチELISAシステムを(株)免疫生物研究所と共同で開発し、認知障害の早期診断実用化を目指しています。

◇理化学研究所/アステラス製薬:アルツハイマー病について共同研究開始=独立行政法人理化学研究所(野依良治 理事長)とアステラス製薬は(2011年)11月8日,「アルツハイマー病の発症機構の解明と新規創薬標的の探索」を目的とする5年間の共同研究契約を締結したと発表した。両者はアルツハイマー病の克服に向けて,理研脳科学総合研究センター(利根川進 センター長)の基礎研究とアステラス製薬の創薬研究という双方の研究基盤を活かして相乗効果を上げたい――としている。


さて、4年が経過しましたが、進捗状況はいかに?