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製薬トップ年頭所感   流れとして  特許切れ・薬価下げ 危機感
 主力薬の特許切れや薬価引き下げへの危機感や、がんの神経など成長領域での新薬開発に集中する姿勢を改めて鮮明にした発言が目立った。
・武田のクリストフ・ウエーバー社長
 がん・消火器・中枢神経の3領域を「重点疾患領域としてさらに強化し、真に革新的な新薬の創出を目指す」。
 また職場改革を「最優先事項」と位置付け、「多様性や人材育成の推進に引き続き取り組む」と述べた。
・アステラス製薬 畑中好彦社長
 「将来への予見性に不透明感が増し、医薬品を取り組む環境も今まで以上に変化している」と指摘。新薬創出と
 薬価の問題について「私たち自身の対応が問われている」と危機感を示した。
・第一三共 中山譲治社長
 2017年を「転換を力強く進める年」とした。パテントクリフ(特許の崖)を乗り越えるために、抗凝固薬
 エドキサバンの「世界での本格的なプロモーション展開」や「調達機能の強化や生産体制の最適化、資産の適正化」を進める考えを示した。
・エーザイ 内藤晴夫CEO
 「神経・がん領域でイノベーションの大卵を生み出したい」と述べ、アルツハイマー治療薬や抗がん剤
 「「レンビマ」の開発に注力する姿勢を示した。
・中外 永山治会長
 「抗体改変プロジェクトの連続創出や中分子創薬技術の確立を進める」と抱負を語った。
            (1/6 日経産業)