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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2024/04/12〜2024/04/15

>>653

> 医学論文で 「有効性を示唆する結果が得られた」 というのは統計学的に有効性は認められなかったという事 つまり残念でしたまたどうぞ って感じ
> HGFを直接投与しても効果が無いんだから 遺伝子を投与しても効果は無いと考えるのがまあ普通ですね

『示唆している』の記述が、以前から気になってました。
RXVさんのコメントから改めてネット検索したら、こんな(↓)サイトがヒットしました。

ここに、
「だから,きちんと有意差が出ている「事実」を説明するのに,「示唆する」は明らかにおかしい。示唆しかできないような研究は,そもそも測定したいものをストレートに測っていない,ということになるからだ。」と、、、なるほどです🧐

◆ごくごくうちわ向けの論文用文章講座
https://www.juen.ac.jp/psych/nakayama/making/making1.html

「示唆している」ってどういう意味?

 「示唆している」「示唆された」という表現を,「示している」と混同しているように見える論文によくであう。たとえば,「結果」の記述の中で,統計的検定の結果有意であったことを説明したあとで,「このことは,A群がB群より○○が高い傾向にあることを示唆している」というようなケースだ。
 しかし,「示唆している」というのは,政治家の発言に関する報道でよく使われているように,直接言葉に表して言ってはいないが,言外にこういう意図を持って発言している,ということであり,話し手の言外の意図を,聞き手が想像力をふくらませて汲み取っているということである。実験論文でいえば,実験結果からは直接言えないが,他の状況にあてはめてみるとこんなふうにも言えるだろうとか,実験結果を拡大解釈すれば,一般的傾向としてこんなことが言えそうだ,という発展的な主張が「示唆」である。主張の根拠としては,推測が入るぶんランクが落ちる表現なのだ。
 だから,きちんと有意差が出ている「事実」を説明するのに,「示唆する」は明らかにおかしい。示唆しかできないような研究は,そもそも測定したいものをストレートに測っていない,ということになるからだ。有意な結果を説明するのなら,「認められた」「示された」「確かめられた」「明らかになった」など,確認された事実であることを明確に伝える用語を使おう。