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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2020/07/08

新型コロナウイルスの感染予防で期待が高まる国産ワクチンの開発で、宝ホールディングス(HD)傘下のバイオ事業会社、タカラバイオ(滋賀県草津市)が脚光を浴びている。大阪大と創薬ベンチャーが自治体などと共同で進める新型コロナのワクチン開発に3月から参画。長年培ってきた遺伝子関連の技術を生かし、新型コロナ検査用試薬製造で検査体制の構築にも貢献するなど、存在感が高まっている。(山本考志)

 「コロナ前から遺伝子治療の社会実装を目指して培ってきた技術がある」

 タカラバイオの仲尾功一社長は8日、大阪商工会議所などが主催した新型コロナのワクチン開発に関するオンラインセミナーで自社の技術力をこうアピールした。

 同社は3月から、大阪大の森下竜一教授と創薬ベンチャーのアンジェスが中心になって進める「DNAワクチン」の共同開発に参画。DNAワクチンはウイルスのDNA情報を使って人体に免疫を与える仕組みで、弱毒化ワクチンなどと異なり病原性を持たないため、実用化に期待が高まっている。