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(株)医学生物学研究所【4557】の掲示板 2019/10/08〜2019/12/27

>>608

あれから仕事で今帰宅したとところです。ご返信遅くなり申し訳ございません。
こんなにご丁寧なご返信いただけるとは。。
うちの母は去年膵癌で亡くなってしまいました。末期で抗がん剤を使うまでもなくです。膵癌の予後は悪く抗がん剤も進行を抑えるくらいいやもっと具合が悪くなるケースも多いですよね。でも中にはステージ4でも抗がん剤が効いて小さくなって手術を
して寛解できた人もいます。母のことを思えば夢のようです。
がん診断が簡便に行えること、がんになった人を適切に治療すること
両方が早く身近になればいいなあとサバイバーでもある私自身も切に思いました。
こちらこそありがとうございました。

  • >>612

    ご丁寧に、ありがとうございます。
    癌の種類によっても、抗がん剤が効きやすい、効きにくい、がありますね。ご自身のこと、お母さまのこと、お話しいただき、ありがとうございます。
    がんにかかっているかどうかの検査は、早期発見をする上では重要であり、例えば沈黙の臓器と言われる臓器(肝、胆、膵)のがんなど、発見時はかなり進行してしまっている疾患を、早期に見つけられるのではないか、と期待します。しかし、早期発見すればするほど、がんからsurviveできる可能性が高まるか、というと、これはまた議論の余地があるところかと思います。早期に発見できても、そのがんをその時点で治療するのと、従来の検査で発見される程度まで大きくなってから治療するのとで、治療成績が変わるかはわからない部分があると思われます。つまり、がんが必要以上に早期に発見『されてしまう』可能性があるかもしれないのではないかと、愚考しています。そうなった時に、患者さんが得るものは、治療を要するある程度の大きさになるまで待つ不安感です。この他には、診断の補助的な役割も果たしてくれそうですが、正直なところ私は東芝の検査キットをよく理解しておりませんので、的外れな内容になってしまっている可能性が大です。今後、勉強したいと思います。
    本年から、遺伝子パネル検査が保険承認されています。これを行うと、現在の科学水準では頻度は高くありませんが、一定の確率で薬が効く可能性のある遺伝子変異が見つかるかもしれません。検査できる条件もありますので全員が行えるものではありませんが、日々がん治療は進歩していると感じます。特にここ数年の変化は著しいです。
    陰ながら、応援しています。