ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

小野薬品工業(株)【4528】の掲示板 2017/03/21〜2017/03/27

【情報提供:ホジキンリンパ腫 一次化学療法失敗後のオプジーボ×アドセトリス併用療法で全奏効率90%ASH2016】

★引用:2017/03/27 オンコロニュース ⇒ h ttps://oncolo.jp/news/170327f01

標準化学療法の一次治療で進行、または再発した古典的ホジキンリンパ腫(HL)患者に対し、オプジーボ×アドセトリス(武田薬品)併用療法の高い有用性が示唆されている。米国City of Hope National Medical CenterのAlex Herrera氏らが2016年12月の米国血液学会(ASH)で第1/2相単群非盲検試験(NCT02572167)の中間結果を発表し、完全奏効(CR)62%、部分奏効(PR)28%を合わせて全奏効率が90%に達したと報告された。

免疫チェックポイント阻害薬であるプログラム細胞死受容体1(PD-1)標的抗体ニボルマブ(商品名オプジーボ)と、細胞障害物質モノメチルアウリスタチン(MMAE)とCD30標的抗体を結合した抗体薬物複合体(ADC)であるブレンツキシマブ ベドチン(商品名アドセトリス)の組合せは、化学療法を使わない二次治療として有効性、安全性ともに実用可能性があるとして、現在、第2相試験への患者登録が行われている。

Herrera氏は、2016年12月8日のOncLiveにて安全性の高さを強調している。すなわち、有害事象を理由とする減量、または投与中止はなく、免疫関連有害事象の発現率も低かった。

免疫関連有害事象は、グレード3はトランスアミナーゼ上昇(1人)のみで、その他はグレード1、またはグレード2の甲状腺機能低下、トランスアミナーゼ上昇、下痢、発疹、およびIRRなどで、免疫関連の間質性肺炎、または大腸炎は報告されていない。

バイオマーカーの予備的データも報告された。初回サイクルの8日目において、アドセトリスの投与によりCD4陽性制御性T細胞(Treg)の割合が低下したことが示された。ニボルマブとアドセトリスの併用投与により、作用の拮抗を示すバイオマーカーの変化は認められなかった。今後は、組織生検標本、ならびに免疫アッセイを用いたバイオマーカーの解析を行う計画だという。

【コメント】全奏効率90%は凄い、但し本験を機に武田からの急接近は要注意(M&A目論み)老婆心から。