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小野薬品工業(株)【4528】の掲示板 2017/02/11〜2017/02/15

>>32

>32 breさんの投稿:免疫チェックポイント阻害剤の未来を考えて

現在、オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイの3剤が世界で使われ、そう遠くない時期に抗PD-L1抗体3剤、抗CTLX-4抗体1剤が市場に出てきそう。 免疫チェックポイント阻害剤の有用性はすでに証明されており、将来癌治療の標準薬となる? 単剤の有効率はそれほど高ないので、これらの薬剤の併用もしくは、他剤(分子標的薬、抗がん剤、免疫賦活剤等)との併用が一般的になる。 先日、本庶先生がオプジーボの効果を飛躍的に高める薬剤として発表されたベザフィブラートは、安価な既存薬ですので、治験が済み次第併用薬として標準的に使われる。 (臨床試験の際、明らかな差がでれば途中で試験を中止し、併用薬として速やかに認可することがあり) 反面、多種の癌治療の標準薬とするため、薬価は極端に低くおさえられる。 薬価が抑えられても、製造、流通等にかかるコストは変わりありませんからメーカーは薄利を受け入れなければなりません。 特許料は薬価に比例して減りますが、コストというものがありませんから、利益の減少は製造販売より緩やかです。 特許料を払って薬剤を製造販売する会社と特許料を受け取る会社のもうけにあまり差がなくなってくる。もし、小野薬品が抗PD-L1抗体の特許料として売り上げの数%でも得ることができれば極めて大きな意味を持ちます。 世界中の癌治療の多くから広く浅く利益を得ることが出来る。小野薬品には、どのチェックポイント阻害剤が薬効として優位か、どれが主流になるかということは、おおきな意味を持たなる。 小野薬品はオプジーボの売り上げのみにこだわる必要はなく、免疫チェックポイント阻害剤の適応患者の数が増えればそれでよい?逆に特許料を支払って製造販売する企業は、薬効競争に負ければ市場での敗退です。 遅れて免疫チェックポイント阻害剤の市場に参入してきた企業は低い薬価かからビジネスを始めるので開発コストの回収は大変。 競合薬剤の出現や薬剤の優劣に過度にこだわらず、世界の多くの患者さんがますます免疫チェックポイント阻害剤の恩恵を受ることを喜び、先駆者である小野薬品が相応の利益を得ることを冷静に見守りましょう。

>breさんこんにちは。ガチホ・ホルダーや中長期投資家には素晴らしい示唆に富んだ投稿です、有難うございました。株価は後からついてくる。