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小野薬品工業(株)【4528】の掲示板 2017/10/13〜2017/10/23

>>90

今回の話題、昨日とあることから、この映画に今年ノーベル経済学賞を受賞したリチャードセイラー教授が出演していたことを知り、昨日の掲示板、ここでの小野とは関係のない話題(笑)がたくさんあったので週末で時間があったので、それをひっかけ本題へと導いただけです。
>セイラー氏は、合理的であるはずの市場に人間の性質がどんな影響を与えるかの研究でノーベル賞を得た。自己管理の欠如や損失への恐怖が、長期的に不適切な結果をもたらす決定を促す仕組みを解明したものだ。
 サブプライムのような不正の火種は、現在でもアメリカでの自動車ローン、世界中のあちこちで大なり小なりきりがなく起きている現状です。投資家はその損害の規模が数値化できれば対応できますが、霧の中の時にはリスク管理ができないので過大な防御本能が出てしまいます。 私の相場から学んだ教訓は、「それらのリスクが相場を作るのではなく、相場の神が作り出した一定のリズムが、それらリスクを利用する」とでも言いましょうか、それを人はアノマリーとも呼びます。長期チャートを見ると起こるべき時に起こる事件が多数散見されます。
 ここで述べた2008年1月の2000年以来の12MMAと24MMAのデッドクロスはそれを事前に示しており、その後に相場の急落が起こったわけです。2000年の時にはその3年後にメガバンク金融危機が起こっています。 
 実はまじかでは2015年中国危機、その後のオイル価格下落による産油国危機の際にも同様のデッドクロスが見られて私も対応に迫られ2016年初めには持ち玉ほとんどショートポジションの状態でした。 どうもこれは長期上昇相場から見ればダマシであったのかもしれません。今年春には再びゴールデンクロスしましたし、24カ月移動平均線はわずかに下向いただけで今年夏には上向きに転じて現在はロングポジションが有利な状態に復帰しています。 こういう時はショートしても相場はすぐ切り返しますので踏み上げられる結果となります。
 チャート上、日経平均12カ月移動平均が24カ月移動平均とゴールデンクロスしたことが確認されるということは、経済が力強く相場の上昇が続くと市場参加者がその意識を持ちながら相場にかかわっている状態です。
短期的(日足、週足)には振れがあっても長期チャートはそれに影響されにくい指標といえるでしょう。

  • >>96

    2000年以降、日経平均12MMAが24MMAを下から突き上げるゴールデンクロスを達成したのは3回しかありません。 1つ目は、2003年の金融危機。 これは国によるりそな救済がきっかけで収まり、ゴールデンクロスし、回復がチャート上でも確認できた2004年1月から、2007年の18297円まで約85~90%の上昇。(ボトムからではなくGC確認後の値です。)
     2回目はリーマンショック以後、アベノミクス、日銀の異次元緩和による2013年1月に確認されたGC。
    これはGCが確認されてから2015年6月の20952円までの約100%の上昇です。

    そして最後3回目が、今回(2017年)5月に確認されています。
    そして、今週に前回2015年の20952円を抜き13日には21211円までありました。短期のことはわかりませんが、過去の例にならえば今から2年程度で日経平均30000円程度はバブルでも何でもない同様(か低め)の伸びともとらえられます。
     
    80年代の株価38000円はあとからチャートを見れば明らかにバブルであったことがわかります。

    http://kapok.mydns.jp/business/wp-content/uploads/2016/05/n225_1914-2016_liny.png

    プラザ合意の85年から03年までをバブル+それに伴う精算期で無視して改めてチャートを見直せば日経株価も右肩上がりであることがわかります。 その間、それを裏付けるGDP は450兆円から550兆円へと増加しています。
     さて、そうなるか、あるいは100年に一回の出来事だといわれるリーマンショック並みのブラックスワンがまた舞い降りて再びデッドクロスするかは「神のみぞ知る」ということで、そうなっても小野くんには2022年にかけて孤軍奮闘してもらいたいものです。

  • >>96

    とても勉強になります。
    「相場の神が一定のリズムを作り、リスクを利用している」という発想は面白いと感じましたb
    日経平均株価は8〜10年周期で大きなトレンドを繰り返しているという話もありますからね。
    ただ、個人的に「相場の神」こそ、その本質は「投資家心理」に他ならないとも感じております。
    仮想通貨に関しては、おっしゃる通り信用性の有無に帰結します。
    通貨が国家の相対的信用度を表しているなら、
    仮想通貨にはそれがないのです。
    マイニングという作業は時間経過と共に
    時間当たりの採掘量が減っていき、
    その採掘量の難易度こそが仮想通貨自体の希少性を生み出しているに過ぎないという認識です。
    現在仮想通貨の種類は3000種類以上と言われ、
    その8割が詐欺の手段に使われおり、そして取引の
    9割が中国人が占めているのが現状です。
    そんな仮想通貨に相場の神が宿るのか疑問を感じてしまいます。
    つまり信用性の無いものに、信用性を見出している仮想通貨もまた第二のサブプライムと言える思いましたb