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塩野義製薬(株)【4507】の掲示板 2022/06/10〜2022/06/14

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経口コロナ薬2剤、重大副作用にアナフィラキシー  安全対策課、添文改訂指示

2022/6/14 21:49


 厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課は14日、9品目の添付文書改訂を課長名通知で指示した。

このうち新型コロナウイルス感染症の経口治療薬であるMSD「ラゲブリオカプセル」(一般名=モルヌピラビル)とファイザー「パキロビッドパック」(ニルマトレルビル・リトナビル)については、国内外の事例に基づき、重大な副作用にアナフィラキシーを追記する。

 ラゲブリオは、国内は8例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例=以下同、2例)で、死亡は4例(0例)、海外は11例(1例)で、死亡は2例(0例)だった。

パキロビッドは国内1例(1例)、海外3例(3例)で死亡例はなかった。

●抗PDー1抗体2剤は重度の胃炎

 小野薬品工業「オプジーボ点滴静注」(一般名=ニボルマブ〈遺伝子組換え〉)、MSD「キイトルーダ点滴静注」(ペムブロリズマブ〈遺伝子組換え〉)の抗PD-1抗体は国内事例に基づき、重大な副作用に「重度の胃炎」を追記する。

 オプジーボは11例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例=以下同、3例)で死亡は1例(0例)、キイトルーダは12例(3例)で死亡例はなかった。

 このほか、光免疫療法の楽天メディカル「アキャルックス点滴静注」(一般名=セツキシマブ サロタロカンナトリウム〈遺伝子組換え〉)は国内外の事例を踏まえ、投与前に皮膚や粘膜への腫瘍湿潤の有無の確認やレーザー光照射の患者の観察、瘻孔、潰瘍、壊死の有無の確認を十分に行うようにする。

 抗原虫薬のシオノギファーマ「フラジール内服錠」(メトロニダゾール)、抗菌薬のファイザー「アネメトロ点滴静注液」(同)のほか、メトロニダゾールを配合成分に含むヘリコバクター・ピロリ除菌薬であるエーザイ「ラベファインパック」(ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール)と武田薬品工業「ボノピオンパック」(ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール)には国内外の事例を鑑みて重大な副作用に「QT延長、心室頻拍」を加える。