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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 2022/06/17〜2022/06/25

武田創業家・OB

 武田薬品工業の創業家とOBからなる「武田薬品の将来を考える会」は14日、29日に大阪市内で開かれる武田薬品定時株主総会での会社提案の議案に対し、会としての方針をまとめ発表した。取締役選任の議案ではクリストフ・ウェバー社長ら計6人について不適格だとして否決を呼び掛けている。

 今年の総会で、考える会は株主提案を出さず、インターネットによる事前質問を提出する。それとともに議案について会としての方針をホームページで公開し、賛同を求めている。

 否決を呼び掛けるのは、いずれも再任となる社内取締役候補のウェバー社長、アンドリュー・プランプリサーチ&デベロップメントプレジデント、コンスタンティン・サルウコスチーフフィナンシャルオフィサー(CFO)と、新任で社外取締役候補のジョン・マラガノア氏の選任。さらに監査等委員の社外取締役候補で再任の東恵美子氏、新任のキンバリー・リード氏についても否決を訴える。

 ウェバー社長を否決する理由として、考える会はシャイアーの買収などで4兆円を超えるのれんが重大な経営リスクとなり株価が低迷していると指摘。プランプ氏に対しては、2030年度売上高を5兆円とする長期経営計画で、6500億円を占める大型化が期待されたナルコレプシー治療薬の開発失敗で株価が下落したことや、その後の自社株買いで株価は下落前まで回復しているものの、開発パイプラインの価値が評価されず、企業の存続が危ぶまれる株価水準にある点を挙げた。

 またウェバー社長と岩﨑真人代表取締役日本管掌、サルウコスCFOの3人の取締役に賞与を支給する会社提案の議案についても、考える会は「開発パイプラインの充実を図ることが急務だ」と主張し反対している。