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三洋化成工業(株)【4471】の掲示板 2021/12/21〜2023/03/08

>>8

三洋化成 Research Memo(1):パフォーマンス・ケミカルスを通じて、社会に貢献するユニークなグローバル企業
■要約
1. 会社概要
2. 2022年3月
3. 2022年3月期業績の見通し
2022年3月期連結業績については期初予想を据え置き、売上高で前期比17.4%増の170,000百万円、営業利益で同13.1%増の13,500百万円、経常利益で同12.5%増の13,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同23.6%増の9,000百万円としている。コロナ禍の影響、原材料価格高騰やサプライチェーン混乱の影響など不透明感もあるが、需要回復による販売数量増加、原材料価格上昇に伴う販売価格改定、高付加価値製品の拡販、持分法投資損益の良化などにより増収増益予想としている。期初予想を据え置いたものの、第2四半期時点の通期進捗率は売上高45.6%、営業利益43.8%、経常利益50.8%、親会社株主に帰属する当期純利益49.1%とおおむね順調に推移していることに加え、コロナ禍からの経済活動の回復、2022年3月期上期に中国市場の顧客側の在庫調整で落ち込んだ高吸水性樹脂(生活・健康産業関連分野)が下期は回復見込みであること、為替が想定よりも円安水準で推移していることなどを勘案すれば、通期予想を上振れて着地する可能性が高いと弊社では考えている。
4. 成長戦略
中期経営計画については、コロナ禍による不透明感を考慮して策定を1年先送りしたものの、基本方針に大きな変化はなく、全社員が誇りを持ち、働きがいを感じるユニークでグローバルな高収益企業に成長し、社会に貢献することを目指していく。中期成長に向けた戦略としては、全樹脂電池、慢性創傷治療、外科用止血材、アグリ・ニュートリション、匂いセンサーなど、独自技術やアライアンスを活用した新製品開発・新規事業創出を積極的に推進していく。樋口章憲代表取締役社長兼執行役員社長は「4~5年先の開花に向けて種まきを行っている。企業変革を遂行して、従業員一人ひとりが「ワクワクする会社」を作り上げ、さらなる企業価値の向上を目指す」と意欲的に語っている。全天候型の収益基盤と安定した財務基盤にブルーオーシャン戦略による新規事業創出が加わることになり、成長ポテンシャルは高いと弊社では考えている。
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中期成長に向けた戦略としては、全樹脂電池

  • >>9

    三洋化成 Research Memo(2):「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を社是に掲げる

    ■会社概要

    1. 会社概要
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    2022年4月に移行が予定されている東京証券取引所新市場区分については、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果で「プライム市場」の上場維持基準に適合していること確認した。この結果に基づき、2021年9月30日開催の取締役会において、「プライム市場」を選択し申請を行うことを決議した。
    2. 沿革
    1907年に同社の前身となる合名会社多田石鹸油脂製造所を創設し、石鹸や繊維処理剤の製造を開始した。
    ******

    また、2014年2月に同社初の医療機器となる新しいタイプの外科用止血材「マツダイト(ペットネーム:HydrofitR、海外販売名:AQUABRIDR)」を発売するなど、中長期成長に向けた事業展開として、独自技術を活用した新製品の開発や新分野の事業化を積極化している。一例を挙げると、2019年2月には新型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行うAPB(株)と資本業務提携(持分法適用会社化)したほか、2020年6月には世界初の超軽量透明断熱材「SUFA」を開発するテイエムファクトリ(株)に出資した。2021年3月にはアグリ・ニュートリション分野への事業展開に向けてファーマフーズ<2929>と資本業務提携し、2021年6月には持続可能な農業を目指して宮崎県新富町と連携協定を締結している。バイオ・メディカル事業では、2021年7月には慢性創傷治療を目的に新規治療材料「シルクエラスチンR」の企業治験を開始した。このほか、長瀬産業<8012>とAIを応用した「匂いセンサー」の共同事業化で合意し、都鶴酒造(株)と「匂いセンサー」を活用した新しい日本酒造りに関する共同研究を開始している。2021年12月には、スキンケア・医療分野の戦略的協業を目的にロート製薬<4527>と資本業務提携した。

    (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

    三洋化成工業(株)【4471】 三洋化成 Research Memo(2):「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を社是に掲げる  ■会社概要  1. 会社概要 ******* 2022年4月に移行が予定されている東京証券取引所新市場区分については、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果で「プライム市場」の上場維持基準に適合していること確認した。この結果に基づき、2021年9月30日開催の取締役会において、「プライム市場」を選択し申請を行うことを決議した。 2. 沿革 1907年に同社の前身となる合名会社多田石鹸油脂製造所を創設し、石鹸や繊維処理剤の製造を開始した。 ******  また、2014年2月に同社初の医療機器となる新しいタイプの外科用止血材「マツダイト(ペットネーム:HydrofitR、海外販売名:AQUABRIDR)」を発売するなど、中長期成長に向けた事業展開として、独自技術を活用した新製品の開発や新分野の事業化を積極化している。一例を挙げると、2019年2月には新型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行うAPB(株)と資本業務提携(持分法適用会社化)したほか、2020年6月には世界初の超軽量透明断熱材「SUFA」を開発するテイエムファクトリ(株)に出資した。2021年3月にはアグリ・ニュートリション分野への事業展開に向けてファーマフーズ<2929>と資本業務提携し、2021年6月には持続可能な農業を目指して宮崎県新富町と連携協定を締結している。バイオ・メディカル事業では、2021年7月には慢性創傷治療を目的に新規治療材料「シルクエラスチンR」の企業治験を開始した。このほか、長瀬産業<8012>とAIを応用した「匂いセンサー」の共同事業化で合意し、都鶴酒造(株)と「匂いセンサー」を活用した新しい日本酒造りに関する共同研究を開始している。2021年12月には、スキンケア・医療分野の戦略的協業を目的にロート製薬<4527>と資本業務提携した。  (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)