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四国化成ホールディングス(株)【4099】の掲示板 〜2015/04/27

丸亀工場における「不溶性硫黄」設備の増強について

四国化成工業㈱〔本社:香川県丸亀市、会長・C.E.O.:山下矩仁彦〕は、丸亀工場(丸亀市港町)でラジアルタイヤの原料である不溶性硫黄の生産設備を増設し、2017 年下期頃までに能力を約30%増強します。
新興国をはじめとした需要増に対応するため、2012 年に稼動を開始した増強投資に続き、更なる供給能力増強を図るものです。不溶性硫黄※1はゴム分子を結合させる加硫剤※2として使われる高分子の硫黄で、現在タイヤの主流となっているラジアルタイヤ※3 の必須原料です。
タイヤの需要は、新興国で自動車の本格的な普及期に入ったこともあり、今後も年率3~4%程度の成長が予測されています。旺盛な需要を見込み、タイヤメーカー各社は引き続き生産拠点の拡充を進めており、当社は世界第2 位の不溶性硫黄メーカーとして供給責任を果たしていくために、今回の増強に踏み切るものです。2015 年10 月から建設工事に取り掛かり、2017 年3 月末までに完成、試運転を経て同年10 月頃から本格的な操業に入る予定です。新規の生産ラインのほか、隣接する用地に安定供給のための製品倉庫も建設する予定で、投資総額は約50 億円を予定しています。なお、今回の生産設備増強に伴う新規雇用は、20 名程度を計画しています。
不溶性硫黄は、製造工程で使われる二硫化炭素※4 の取り扱いに高度な技術が必要なうえ、製品自体にも極めて高い品質が求められることから、世界でも主要メーカーは数社と限られており、当社製品の販売先も7 割強が海外向けとなっています。今回の増産分については新興国をはじめ、欧米地区などにも拡販をしていく予定です。