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(株)田中化学研究所【4080】の掲示板 2015/10/03〜2015/10/04

あすからノーベル賞発表 日本人受賞に期待 NHKニュース
化学賞 期待は
アメリカの学術情報会社の予想では、化学賞の受賞者に、携帯電話やパソコンなどに広く使われている「リチウムイオン電池」を開発した、アメリカのテキサス大学オースチン校のジョン・グッドイナフ教授の名前が挙がっていますが、実は、この開発にも日本人の研究者が深く関わっています。
リチウムイオン電池は、プラスの電極にリチウムという金属の化合物を、マイナスの電極に特殊な炭素を使い、軽いのに、出力が大きく繰り返し充電できるのが特徴です。
グッドイナフ教授は1980年、当時在籍していたイギリスのオックスフォード大学で、リチウムの化合物をプラスの電極に使うと、電圧が高く、寿命が長い電池ができることを発見しました。
このとき、研究員として開発の中心を担っていたのが、後に東芝に入社した水島公一さんでした。そして、水島さんたちの発見の5年後、旭化成の研究員だった吉野彰さんが、マイナスの電極に特殊な炭素を使うことで安全性が高まることを突き止めました。
こうして完成したリチウムイオン電池は、平成3年にソニーから世界で初めて商品化され、現在はハイブリッド車や電気自動車などにも応用が広がっています。
水島さんは「当時は自分の研究が実用化されるとは思ってもいませんでした。製品化されるだけでも運がよかったと思いますが、ここまで普及したことは奇跡に近く、宝くじに当たったようです」と話しています。