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(株)田中化学研究所【4080】の掲示板 2017/11/02〜2017/11/10

下記の記事ではまだまだリチウムイオン電池の時代だね。

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2017年11月02日

全固体電池 20年代前半に実用可能?

 「全固体電池、2020年代前半に実用化へ」―。トヨタ自動車が公表した次世代電池戦略が業界内で物議を醸している。電気自動車(EV)に同電池を適用できた場合、現状のリチウムイオン2次電池(LiB)に比べ、航続距離は3倍程度伸びるといわれる。EV化で後れを取るトヨタにとって、全固体電池は「ゲームチェンジャーとなり得る技術」(ディディエ・ルロワ副社長)だ。しかし民生用でさえ普及していない電池が、この短期間で量産化できるのだろうか。
 全固体電池は、電解質に固体を用いた点が最大の特徴。LiBのように電解質が液体でないため、漏れる心配がない。また高温時での溶解や爆発、低温時での塩析出や沈殿といった現象も発生せず、安全性が非常に高いことが知られている。しかもエネルギー密度はLiBに比べはるかに高い。安全性と航続距離の向上が可能とあって、EVに、まさにうってつけの電池といえる。
 ただ、まだ一般的になじみがあるとは言い難い。大手企業の取り組みでは、ソフトバンクが台湾プロロジウムテクノロジー製の全固体電池を実装したネームタグ型モバイルバッテリーを開発した程度。日立造船やFDKといったメーカーも関連事業を計画するが、量産体制とはいえないのが現状だ。
 トヨタの計画は、LiB関係者からも懐疑的な意見が上がっている。「いくらなんでも早すぎるのではないか」というのは化学大手のLiB部材担当者。「世に出てもいない電池で、安全性とコストをどう担保するのだろうか」。また別の化学大手幹部も「LiBは誕生から20年を経て、やっと車載用で使われるようになった」と指摘。「いくらLiBの知見があり、研究開発のスピードが増したといっても、本当に全固体が普及するのは30年以降では」とみ