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(株)リミックスポイント【3825】の掲示板 2023/04/14〜2023/04/16

「化石燃料の段階的廃止加速」声明採択 G7環境相会合閉幕
4/16(日) 13:35配信

 札幌市で開かれていた主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合は16日、二酸化炭素(CO2)排出削減対策の取られていない化石燃料の「段階的廃止」を加速することに合意し、閉幕した。2040年までにプラスチックごみによる新たな環境汚染ゼロを目指すことも共同声明に盛り込まれた。

 会合は15日から2日間の日程で開催。採択された共同声明によると、産業革命前からの世界の平均気温の上昇を1・5度に抑える目標実現に向け、「遅くとも50年までにエネルギー分野での実質排出ゼロを達成するため、対策が取られていない化石燃料の段階的廃止を加速させる」とした。

 CO2排出量の多い石炭火力発電の段階的廃止については22年のG7サミットで合意していたが、G7として天然ガスも含めた化石燃料に廃止の対象を広げたのは初めて。CO2回収・貯留技術(CCS)などの対策が取られていない火力発電のような化石燃料事業が対象となる。

 石炭火力の全廃時期に合意できるかも注目されたが、共同声明に時期は示されなかった。ただし、「1・5度に抑える目標と矛盾しないように段階的廃止を進める」という事実上の条件をつけた。

 また共同声明では、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が3月に公表した報告書を踏まえ、「世界の温室効果ガス排出量を35年までに19年比で60%削減することの緊急性が高まっている」と明記した。各国は35年の削減目標を25年までに国連に提出することが推奨されており、今後この数値が検討の軸となる。

 自動車分野の脱炭素に関しては、議長国・日本はG7各国が保有する車から出るCO2を「35年までに00年比で少なくとも50%削減」とする目標を提案していた。共同声明では、50%削減に「留意する」という弱い表現になったが、削減の進捗(しんちょく)を毎年確認することを決めた。電気自動車(EV)など走行中にCO2を排出しない「ゼロエミッション車(ZEV)」に関する共通の数値目標を盛り込むことは見送られた。

 プラごみ対策を巡っては、19年に大阪市で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)では「50年までにゼロ」を目指すことに合意。各国で対策が加速し、国連環境計画の下でプラごみに特化した国際条約の議論が進んでいることなどを踏まえ、今回G7として目標年を40年に前倒しし、G7以外の国にも対策強化を促す。

 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出については、国際原子力機関(IAEA)による安全性などの評価を「支持する」とした。議長国の日本は交渉過程で「歓迎する」との表現を提案したが、合意を得られなかった。【岡田英】


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寄り付きからAバランス全力だぞ。