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フラクタリストの掲示板
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>>3187
成長性から妥当なPBRを割り出し、そこから妥当株価を導き出すというのが、
一般的な株価のバリュエーション評価です。
PERは現在または未来の収益を先取りした指標で激しく変動しすぎるため
(激しく変動する理由は測定対象期間が1期のみのフローの概念だから)、
株価の比較評価で最重要視すべきは、
その企業の過去の企業活動の集約的要素を含んだ指標であるPBRです。
ROE/ROAが高い企業は必ずといっていいほどPBRも高く、
ROE/ROAが低い企業は必ずといっていいほどPBRも低いので、
PBRの比較はROE/ROAが高い企業のグループ同士、
ROE/ROAが低い企業のグループ同士でやらないと整合性がとれません。
マークラインズ(3901)の数字が割高なのかどうなのか、比較してみましょう。
放たれた矢の行方 2015年3月14日 20:00
エムスリー(2413)のバリュエーションを時系列で追えばわかりますが、
こういう株はPER30倍以下、PBR7倍以下にはまずなりません。
100年に一度のリーマンショックが来ても、それ以下にはなっていません。
PER30倍、PBR7倍は高収益ポータルのファンダの岩盤、
どんなに下げても、センチメントが最悪でも、
個別のファンダが悪化しなければここでまず止まります。
マークラインズ(3901)の2015/3/3の2820円はEPS(予)86.13円で予PER32.7倍。
同じく2014/12/19の2320円はEPS(予)71.02円で予PER32.6倍です。
PER30倍という岩盤近くで売ってしまうというのは、
事前の準備が明らかに不足していると言えるでしょう。